最初に断っておきますと、詳細なレビューとかはするつもりが無かったのですが、替えてみてかなり印象が良かったので『〇〇だと思います(気のせいかもしれんけど)』ぐらいのノリで印象を書き残しておきます。
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※2021年7月に5回目の交換を行いました。ずっと使うほど気に入っています。
〇私のオイル交換についての考え
私のオイル交換への考えは、基本的に無頓着を装うって感じです。気にすると気にしすぎるタイプですので…。早め早めに交換するのはエンジンにとっては良いことですが、廃油が出て環境負荷の原因ともなります。という訳で、8000kmぐらいは使いたいなと思っています。(根拠は無い)
オイル粘度については色々と意見がありますね。『メーカ指定の0W-20等は、燃費のためだけでエンジンに悪い!』とか『メーカが金掛けて開発した物だから大丈夫!』とか…。正直、どっちか分かりません。その結論を出すためにはエンジンを2機用意してベンチテストするしかないです。というわけで、私の使い方を元に決めています。
私は街のチョイ乗りがほとんどですので、エンジンスタート直後の潤滑を重視したいと考えています。高負荷なのは真夏の高速道路での渋滞ですかね。そこさえ乗り切れれば良いです。
あと、詳しいレビューにしない、断定して書かないようにしているのは、新油に替えるとほとんどは良くなったように感じる場合が多いためです。ふ~ん、そんな風になる可能性もあるのか、ぐらいに思ってください。
〇MEISTER 800MXについて
MEISTERは万和商事という会社が製造(ブレンドだと思いますが)しているブランドになります。この万和商事はYACCOやAMALIEといったオイルブランドを輸入販売している会社になります。正直に言うと、それぞれのオイルは両方使ったことがあり、良い商品なのですが、内外価格差がデカすぎる感じがして、もうちょっとなんとかならないのか?と思っています…。
で、今回紹介するMEISTERです。800MXはMEISTERシリーズの0W-20の粘度を受け持ちます。化学合成油。型番によって粘度が違えば価格も違う、というタイプになります。800MXはMEISTERで一番安いオイルになりますが、粘度の都合上、上位下位というイメージではないですね。それでも2200円弱/Lと、高額オイルを上と置いたところの上の下ぐらいの価格になります。
結構良いというネット上の評判は見るのですが、それは販売側の記述であり、実際のところは良く分からないなぁ、というのが買うまでの印象でした。ただ、0W-20の粘度で、評判が良くて、私が苦手ではないブランド(←ここ重要)と絞り込んでいくと、案外と少ないもので、とりあえず買ってみた次第です。
ZC32Sのオイル交換関連の数字
・フィルター交換時 3.9L
・フィルター無交換時 3.7L
・ドレン締め付けトルク 35Nm
〇ZC32SのオイルをMEISTER 800MXに交換してみました
スイフトスポーツZC32Sは指定の粘度が0W-20です。このオイルで悩むような人にはそれぞれが何を示しているかなんて説明は不要でしょう。
MEISTERに交換する前は、全化学合成油の0W-30を使用していました。結構レースなどで信頼性のあるやつで、価格とのバランスが良かったのですが輸入が止まってしまったのですよ…。
今回は先に書いた通り、冷間時の潤滑性・燃費・フィーリングを重視して選択しました。
オイル交換はできるだけ自分でやっています。交換にはカースロープ(レビューしてます)があると便利なんですよ。
1Lの缶のみ市販されています
〇交換して乗ってみた感想
プラシーボとか、劣化したオイルから新油に替えて良くなった点とか、粘度が下がっただけとか、気温が下がってきたとか、色々な要素があるので、ざっくりと列挙します。正直に言うと、それぞれを切り分けて判断することはできませんので『参考程度に』お願いします。
☆変わった気がする
・1500~2500回転ぐらいのトルクが増した
・ぶん回した時に吹け上がりが軽くなった?
・中~高回転でのメカノイズが減った感じ
☆変わってる実感がある
・アイドリングが安定した
・アイドリング時に少し静かに
☆明らかに変わった
・エンジンブレーキが弱くなった
エンジンブレーキについての実例を上げますと、前方の信号が黄~赤に変わって、アクセルを抜いて惰性で走って、ブレーキはもう少し先で…みたいなタイミングってあると思うのですが、『あれ?思ったほど速度落ちない!』ということが発生しています。もしくは、1速(MT車なので)固定で細めの路地を左折→すぐ右折という所を通るのですが、その際の減速感が弱まった感じがあります。
この辺りの感覚というのは(自分で言うのもなんですが)結構信頼していています。例えば、静かになったとか速くなった、というのは希望も相まって評価が難しいですが、普段の感覚の積み重ねで出来た『目測』がズレるということは、明らかに何かが変わっているということを示していると考えるためです。
燃費については少し向上していますが、その時の乗り方が大きく影響するので、何とも…という感じです。
〇最後に
以前使っていた0W-30と今回の0W-20は、同じ0Wでも0W-20の方が粘度が低いです。ですので、粘度を下げたことによる効果というのは十分に考えられます。ただ、吹け上がりの軽さとスムーズさ(ノイズの少なさ)は、粘度を下げただけではない、このオイルの特徴のような感じがするんですよね。(エンジンブレーキもしかり)
このMEISTERが良かったのか悪かったのか、私が判断を下すには、長期間使用して劣化具合を確認することと、別の銘柄を入れてやっぱりMEISTERが良かったと思うかどうか、という難易度の高い比較が必要です。ですので、これ以上の検証を期待されると厳しいですが、良いですか?と聞かれたら、私はこう答えることにしました。
『私は次もこのオイルを入れることにしました』
※2021年7月に5回目の交換を行いました。ずっと使うほど気に入っています。