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2024/02/14

実検するおじさん

Leqtique Maestro Antique Revised(MAR)と元ネタと言われるIbanez TS10の比較レビュー

Ceriatone Centuraを貸してくれた友人はジョン・メイヤーファンで、TS10も持っていました。MARと比較したかったのでお借りしました。
Leqtique Maestro Antique Revised(MAR)とTS10の比較
元の売り文句では「MARはTS10の再現!」と言われていたのですが、実際のところはかなり違いを感じます。




○Leqtique MARのおさらい


 LeqtiqueのMARは「TS系ではなくTS」を狙って作られたもので、TS9よりも芯のあるサウンドとして評価が上がっている(ジョン・メイヤー使用とかで人気が更に高まった)TS10をベースにしていると言われています。

 低音と超高音を抑えつつコンプレッション感がそれなりにある(強すぎない良いバランスの)サウンドが特徴で、TS MOD系の低音が出る方向とは少し異なります。TS系で評価の高い物の中でも中音域の密度というか解像度の高さが高評価なエフェクターです。


○MARとTS10を比較してみた


 TS10はミドルがぐっと持ち上がって、中高音がスコーンと抜けつつ、音の芯はしっかり残っている感じです。低音域はバサッとカットされている印象です。かなり低い低音はほとんど出ていない。TS9よりもミドルが出ているという評価が一般的で、自分もそれは否定しませんが、芯の残り方がTS10が特徴的で抜けが良いように思います。個体差かなぁ?

 MARはTS10というかTS系よりもワイドレンジで、中低音域に嫌味の無い程度に厚みがあり、旨味が濃いです。MARはTS10そのままっていうのがよく言われた売り文句ですが、良い悪いじゃなくて、これは違うと思うぞ、と感じました。MARは中低音が出ているので出音がもっちりしているとか、粘っこい感じがしつつ抜けの良さは残っています。

 ジョン・メイヤーファンはTS10を頑張って買うのはアリだと思います。優秀なTS系を買うならMARは有力な選択肢だと思います。ただし、TS10の代わりにMARを買うのは違うのでは?と思います。簡単ですが以上です。Leqtique、活動再開しないかな?