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2017/10/03

実検するおじさん

【コラム】Beat-in HYBRID(=Magaosi K3 PRO?)が発売されるねっていう話

情報が出た瞬間に『あれれ~?変だなぁ?これ見たことあるよ~?』という某名探偵の声が聞こえてきたイヤホンがeイヤホンから発売になるようです。
この写真はMagaosi

Beat-in HYBRIDという1DD+2BAのイヤホンです。プレスリリースを見てもらえばわかりますが、非常にMagaosiのK3 PRO(レビュー記事)に似ています。

Twitterでは画像まで重ねて『K3 PROだね』と判定する人も出ておりました。K3 PROを所有する私も見間違えるはずがない状態で、少なくともMagaosiと同じメーカが製造しているのは間違いなさそうです。

そんなMagaosi K3 PROが登場した直後の状況と、現在の状況は非常に異なっており、同価格帯には超有力なライバル(しかも中華系イヤホン)が日本国内に正規輸入品として多数存在する状況となっております。そんななかで、仮に、Beat-in HYBRID=Magaosi K3 PROだった場合に、現在はどんな立ち位置であるか?、もっと言うと、お勧めできるかどうか考えてみるという、雑談でございます。


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〇Magaosi K3 PROについて


 2016年末から前身のモデルであるK3、年初からK3 PROが出回り始めました。この当時は、直近で発売されたもののうち、LZのLZ-A4という約200ドルのものと、当時120ドル程度のK3 PROがなかなか良い勝負をする、と話題になっていたようです。LZ-A4は早い段階から日本に導入されており、自分も試したのですが装着感が難ありで断念した経緯があります。(参考文献:bisonicr keep walking.さん)

 自分が購入してレビューしたというひいき目がありますが、今でもお気に入りの1本であるK3 PROのレビューはこちらにございます。

【レビュー】K3 Proは全域で明瞭でボーカル域の上手さが光る[MaGaosi HLSX]


出撃頻度も高めのお気に入り


〇Beat-in HYBRIDについて


 一応、先に断っておきますが、Beat-in HYBRID=Magaosi K3 PROと断定されたわけではありません。ただ、同じものである可能性が高い、ということです。その根拠を示しておきましょう。

・形状がほぼ同じ
・公式画像がほぼ同じ
・構成が同じ
・特徴であるグラフェン振動板も同じ
・インピーダンスも同じ
・フィルター交換可能なのも同じ

 ただ、Magaosi K3 PROの情報はAliexpressのショップによってバラついています。Magaosiは似たような名前で、同じような形状で、違う商品を作っていたりしますから、もしかしたら若干のマイナーチェンジを入れてくるのでは?と思わなくもないです。その根拠は、周波数帯が異なるという点です。

 周波数帯についてはさらに情報が曖昧で、Aliexpressではショップごとに数値が異なります(苦笑) しかし、40kHzと表記しているところはありません。Beat-in HYBRIDは40kHzと表記していますね。
 想像で話すのも良くないですが、40kHz対応だとハイレゾ対応を謳えるので、輸入を前に実機で確認して40kHz対応と表記し直したのでは?と勝手に思っています。


〇買なのか?


 Beat-in HYBRID=Magaosi K3 PROだと仮定して(あくまで仮定での話です。ここ重要です。)、有力なライバルとなりそうな、TFZ EXCLUSIVE 5(レビュー記事)、EXCLUSIVE King(試聴だけ)、SIMGOT EN700 PRO(レビュー記事)を試したことがある自分から、想定価格などを鑑みて考えてみます。
EXCLUSIVE 5 クールな見た目とクールなサウンド
実力派 レビューはこちら

結論から言って、どれを選択してもお得感があると思います。それほど拮抗していると私は感じます。もちろん、じっくりとひとつひとつを比較すれば、優劣をつけることができますが、それ以上に好みの差で決まりそうです。


★価格は?

 Magaosi K3 PROは2017年10月現在で約100ドルで販売されています。そして、Beat-in HYBRIDは18500円となっています。ポイント還元などで17000円程度になるかもしれません。(ちなみにAmazonでのK3 PRO並行輸入価格は16000円程度です。)
 TFZ EXCLUSIVE 5は95ドル程度、Kingは100ドル程度ですが、セールなどで10ドル以上割引になったりすることがあります。(頻度は高め) 日本価格は、EX5が14000円程度で、Kingが17000円程度となっています。

 SIMGOT EN700 PROは海外では200ドル程度、日本では輸入代理店さんががんばっていて、17000円弱で購入できます。

このように、見事に競合していますね。

 価格だけ見れば、SIMGOT EN700 PROが(原価が高いという意味で)最もお得感がありそうです。(実力もSIMGOTが一番と言い切られると納得しそうな感じもします。) TFZはMassdropにて安く入手できることがあり、日本正規価格で買うのでも少し高く感じてしまったりします。(音質と見比べると十分にお買い得なのですけどね。)

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★音は?

 どれも非常に良いです。これは自信を持って言えます。
(※Magaosi K3 PROと同じ音だった場合)

 この中でTFZのEXCLUSIVE 5が最も好みが分かれそうな、キレのある鋭い音です。それ以外は、大雑把に言うと、楽しく音楽鑑賞ができる耳への優しさのある軽いドンシャリに分類できそうです。(EX5もドンシャリだけど。)

 当たり前ですが、すべて違います。しかし、1択を選ぶのに迷いそうだと予想されます。しかもTFZのEXCLUSIVEには1と3が存在し、それぞれに良さがあります。1と3はさらに安価になっており、こちらもかなりお買い得です。迷う点が増えます。

 繰り返しになりますがEX5は好みの差がはっきり出そうです。EX5が合わないと思ったら選択肢から除外してよいでしょう。試聴できない場合は、私のレビューを読んでみて気になるネガポイントがあるとか、低音を重視するとか、高音の鋭さに弱いなどに思い当る人はとりあえず保留(除外)しても良いと思います。残りの選択肢でも十分に魅力的です。

 Kingは試聴程度で記憶に頼るしかないですが、かなり印象が良かったです。低音域の分厚さと、繋がりよく全域にわたってバランス良く鳴り、高音域の抜けも良かったです。

 SIMGOT EN700 PROも全域の明瞭さは負けず劣らずですが、Kingのドンシャリ具合よりやや控えめのように思います。(要検証) その分、勢いやパワフルさよりも、聴きやすさや美しさを重視したような印象があります。

 さて、Magaosi K3 PROは、これらの中で唯一のハイブリッドタイプになります。ダイナミックドライバによる厚みのある低音域と、BAによる中高音域の明瞭さはK3 PROの特徴です。中高音域の上手さはSIMGOT EN700 PROも持っており、ボーカル域はつながりが自然で、変なピークなどがありません。一方、K3 PROはBAの特徴的な明瞭でキレのあるボーカル域を鳴らします。その分、ピークがあったり、ボーカルに線の細い所と言いますか、キツさがあるところもありますが、リップノイズなどの生々しさはK3 PROの特徴と言えます。

 このように、それぞれにはそれぞれの良さがあり、どれかがハズレということはありません。非常に悩ましいので、気になった方はぜひとも、じっくりと試聴してみてもらえると嬉しいです。


★装着感は?

 どれも、そこそこ良い以上の装着感です。私は装着感で難を感じたことはありません。
 もっともクセがあるのがKingでしょうか? SIMGOT EN700 PROも多少クセがあるかもしれません。(私は問題なく装着できている。) 一方、K3 PRO、EX5は小型の筐体で装着感が良いです。

 ちなみの、K3 PRO以外は2Pinタイプのケーブル交換可能となっています。K3 PROはMMCXとなっています。(Kingは未確認ですが)どれも悪くない作りになっています。


〇改めて問う。買いか?


 Beat-in HYBRID=Magaosi K3 PROだと仮定するなら買って損はないです。K3 PROだけが優れているわけではなく、先に挙げたすべてのイヤホンは、価格に対して十分に買う価値があると考えています。EX5、King、EN700PRO、そしてK3 PROは、この価格帯で有力な選択肢と言って良いでしょう。

 欲を言えばBeat-in HYBRIDは実売16000円を切れば…と思わなくもないですが、為替がやや円安方向に動いていること、TFZ EXCLUSIVEの国内価格などを見ると、妥当なラインとちょっと高いなと思うラインのギリギリ境目ぐらいの値段を付けているようにも感じます。(後々に値段を下げていく削り代を持たせているとも考えられますが…)

 期待する点としては、若干値段が高くなって、名前が変わっており、周波数帯が広がっていることから、若干のチューニングがなされて、K3 PROよりも魅力的になっている可能性です。もしそうなっていれば、さらに有力な選択肢の一つとなるかもしれません。


〇フィルター交換機能について


 Beat-in HYBRIDのプレスリリースの説明文に、フィルター交換可能と書いてある部分で、『標準』と『高音強調』の2タイプと説明されています。K3 PROと同じものだった場合、これは非常に誤解を招きやすいと思います。

 K3 PROと同じ物と仮定するなら、『高音強調』が音を変えないような構成の『標準』で、もうひとつは『ハイカット』と言うべき、高音をカットしたタイプです。ですので、基本的にはプレスリリースがいうところの高音強調から使用して、高音がキツイと感じるならば、プレスリリースの言うところの標準を試すべきだと考えます。

 プレスリリースの標準(ハイカット)は、K3 PROの特徴であり売りである中高音の抜けが悪化して、これを選択する理由がかなり減ってしまうように(個人的に)感じます。この状態ですと、(あくまで私の評価では)EN700 PROやKingが圧勝すると言って良いでしょう。(私は中高音の抜けを重視する評価のため。) 購入や試聴の際は、この辺りに注目して試してみると良いです。


〇最後に


 さて、今回のプレスリリースが出て、大方の反応は(言葉にはしていませんが)若干ネガティブな感じでした。言うならば、独占的な販売方法を取るのね?とか、有力商品を外から持ってきて自社ブランド化するのね?という感じです。
 それは私も感じるところですが、私は比較的好意的に受け止めています。これがK3 PROと同じものであるという仮定の元で、K3 PROは好きなイヤホンなのでお勧めしたいのですが、日本でサポートが受けられる状態での購入ができない(実店舗販売などが無い)状態でしたので、これを機により多くの人に注目されるのは好ましいと考えます。

 違う名前にした理由が輸入代理店の都合なのか、他に理由があるのかは気になるところですし、万が一これを理由に、MagaosiをAliexpress経由で日本に輸入できない(出荷規制される)ということになるとネガティブな評価に変えますが、それさえなければ値段も(ギリギリ)良心的な範囲ですし、まぁ良いのではないかな?と。途中にも書きましたが、バージョンアップされているとなお良しなのですが…はたして?

(そもそも、国内価格が高いと感じる人は、Aliexpress経由でMagaosi K3 PROを購入するような気もしますから、そのあたりは住み分けができているかな?と思います。)


※参考

【レビュー】K3 Proは全域で明瞭でボーカル域の上手さが光る[MaGaosi HLSX]