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2017/04/16

実検するおじさん

【レビュー】JAYFI JA40は深い重低音による迫力がある

JAYFIというメーカのJA40です。
一聴して、低音への特徴付けが非常に強いイヤホンです。


 結構賛否両論あって『低音&低音 サイコー』みたいなのと『篭りまくってる』っていう意見が飛び交っています。両方が言いたいことは分からんでもないです。

 個人的には、明確な特徴付けによりマッチする音楽ジャンルや音源が狭まっているが、マッチするとなかなか魅力的と思います。結論を先に書いてしまうと、EDM(の一部)との相性が良いと考えています。

 そのあたり、なぜマッチするのかなど、各音域に注目してレビューしてみます。

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〇無理矢理一言雑感


 深い重低音、高音の鋭さに起因する、迫力と勢いのあるイヤホン。EDM好きは嵌るかもしれない。


〇JAYFI JA40について


 JAYFIは2015年に設立された会社のようで、Amazonには代理店であることっぽいことが書いています。実際に、以前取り扱っていたイヤホンは、中国系の見たことあるイヤホンでした。(DZATを扱っていたみたい。)ただ、公式サイトには自社開発しているっぽいことが書いてあり、パッケージにもDesigned by JAYFI in United Statesとあります。(Made in Chinaともある。)今回のJA40は他メーカで見たことが無い形状ですし、JAYFIロゴが入った付属品や説明書が入っていることから、こちらはオリジナルの商品のようです。(他にもイヤホン数種とBluetoothヘッドホンがある。)

 JAYFIは日本での売り込みに力を入れているようで、Amazonは公式からの販売ですし、各所でモニターを募集してプロモーションしているようです。今回のJA40もモニターキャンペーンにて提供を受けたものです。提供は受けていますが、レビュー自体はいつものスタンスでいきます。


〇パッケージおよび外観


端面にはJのロゴ入り

 モニターを受ける前にちらっと調べたのですが、同じJA40でも、今回の物と少し違う物があります。(Amazon写真と本商品は一致)中身をコロコロ変えることは無いと思いますが、バージョンアップがあったのかも。(この記事は2017年4月初旬のもの)ケーブルはやや太めでクセは付きにくく、復元力が強いです。リモコン付き。

 マイナーメーカに心配な品質面も見ておきましょう。筐体はアルミ製。バリや歪みなども見受けられず、製造のクオリティーは良好。イヤホンも片側ずつ袋に入れて詰められていたり、説明書が付いていたりと、あまり期待していなかった分、なかなかやるなと感心しました。まぁ、説明書の日本語がたまに微妙なのはご愛嬌。あとはこの品質を維持できれば、価格なり~ちょいお得と言えるでしょう。あとは、早期の故障とかそういうのが無ければ良いけど。

 なお、説明書に50時間の慣らし運転が推奨されています。レビューも慣らし後に行っています。ちなみに、この説明書には周波数特性が載っていて、この価格帯では珍しいなと思いました。(ってMA350もそうだったな。)


〇JAYFI JA40レビュー


というわけで、物はこちらです。価格などもこちらからどうぞ。

レビューに関する決め事はこちら


■全体の印象

 分厚い重低音が主体となった低音ホン。高音域の立ち上がりもありドンシャリ。低音の量感で迫力を出すタイプ。味付けはこってりでクセも強い。全体的には柔らかく、音抜けもいまいち。ただし、ボーカルやギターの高音域、シンバルあたりは持ち上がっていて、細く鋭い音を出し、音抜けが良く感じる。
 低音の量がかなり多く明確な方向性があるため、好みがはっきり分かれるだろう。また、音源との相性の差が大きい。なお音量は取りやすい。(iPod touch使用)


■各音域の印象

 ベースは重低音が強く主張が強い。バスドラの音圧(音というより鼓膜に感じる圧迫感のようなもの)もはっきり感じ、全体の印象を特徴づけている。重低音~低音の力強さで全体をけん引する。ベースやバスドラのアタックは弱い印象。

 ボーカルは輪郭が柔らかく曇った表現。周波数応答の窪みからかクセを感じる。女性ボーカルのクリアさや繊細さの不足に不満が出るかも。ただし、女性ボーカルでも高音域に踏み込むと音抜けが良くなる。高音でのサ行は刺さる。ピアノ、サックスやトランペットなど、柔らかく丸い表現。どの楽器にせよ響きは控えめ。

 エレキギターは、エッジの効いたディストーションやファズのエッジ感が出て、ザクザクとした刻みも出る。この特徴のため、エッジの立ったギターが全体を引っ張るような音源では、中音域の抜けの悪さが気になりにくい。なめらかな(トーン絞り気味のTSなど)歪みのタイプは中音域の窪みのため弱くなることがある。

 スネアやタムのアタックは柔らかい。高い音まで響くスネアは、高音域にかかってきて音抜けが良い。シンバルなどの高音から超高音は細く鋭く強めでキツイと感じることがある。また、この音域に近い、ボーカルのハイエンド、ギターの高音部からシンバルのローエンドぐらいの音域の歪みが気になるときがある。

大雑把な聴こえ方は
ベース>バスドラ>ギター(高音側)>タム>シンバル>ピアノ>ボーカル


■その他聴こえ方

 ドラム(というかバスドラ)とベースアンプ、ギターアンプを自分の周りに囲むように置いてガンガン鳴らしつつ、ボーカルはちょっと遠いというような位置関係に感じる時がある。

 スピード感があり手数の多いような曲では、分離感が悪化し追い付いていない印象。ホールの反響起因のエコーなど控えめで、これによる空間的な広がりも控えめ。
 低音が強く、低音を基準に音量を決めると中音域が弱くなる。しかし、中音域を基準に音量を決めると、やや篭ってはいるが出ているし、高音域の立ち上がりがギターのキレ等を表現してくれるため、全体のキレやキラキラ感を出してくれ、篭りが気になりにくい音源もある。とはいえ、中音域を基準に音量を決めると、音源によっては低音の強すぎると感じる場合がある。


■お勧めできる人
 
 低音好きへ贈る。低音に重点を置いたイヤホンで高音が弱いものに不満を覚えている人は、シンバルの鋭さやギターのエッジ感から好印象を持つかも。

 安価なイヤホンを探しているEDM好きは試してみる価値がある。響く重低音、キックの音圧が勢いを出し、クラップやスネアが高音の持ち上がっているところに入ってキレがある。中音域の篭りが気になることがあるが、高音域の鋭さも相まって、全体として勢いのある表現をし、このイヤホンの特徴(欠点含める)をメリットに押し上げている。ただし、次項に書くように、超高音がきつめの音源だとさらにきつく感じるかもしれない。


■お勧めできない人
 
 フラットやかまぼこバランスが好みの人は避けるべき。また、中音域、ボーカルのクリアさを求める人、低音の強さに疲れを感じやすい人も同様。
 もともと低音が強かったり、超高音が強い音源を良く聴く場合は、音源の強さとイヤホンの特性が重なって、強調され過ぎてしまう可能性がある。


■雑感

 タッチノイズは小さい。シュア掛けは、リモコンの位置関係とケーブルの復元力の強さからできないと思った方が良い。

 レビュー結果とオーディオプレーヤーのイコライザーを弄ったりしながら、説明書にあった周波数特性と突き合わせて調査すると、おおよそイメージと一致するので、なかなか真摯なのではなかろうか?(憶測です)
 レビュー作成中、このイヤホンの特徴を生かす方向性を探しあぐねていた(良さと一緒に粗も出たり)のだが、EDMを聴いてみて妙に納得した。あぁそういうことね、みたいな。もちろんEDMと一口に言っても様々なので、すべてにフィットするわけではないが、EDM初心者の私からすると、打率は高いように感じた。


〇買い物かごの中身の評価


大雑把なお買い得度を評価する指標です。基準はこちらから。

お買い得度 ☆☆★★★
使い勝手  ☆☆☆☆★
お勧め度
  一般  ☆☆★★★
  趣味人 ☆☆☆☆★

コメント
 実売約2600円で、ケーブルやコネクタの質、筐体の作りから考えて十分なクオリティー。しかし、音の傾向は嵌るジャンルが狭いように感じ、当ブログの基準から考えてお買い得度は☆2つ。使い勝手は、上記クオリティーの面と、リモコンがあり、タッチノイズの少なさを考えて☆4つ。
 音の傾向のスイートスポットの狭さを考慮して一般向けには☆2つ。趣味人については、EDM好きで、低音がしっかり出るイヤホンを安く買いたいなら、省コストで良い結果が得られると考えて☆4つ。ただし、かなり特徴付けが強いイヤホンであることは理解いただきたい。


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