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2017/04/19

実検するおじさん

想像よりミートピザだった。ドンタコスひとくちDELI ミートピザ【レビュー】

プレミアム感のある新商品が話題の湖池屋の新コンセプト商品です。


 2017年3月末コンビニ発売、同4月10日にスーパーにて販売開始となりました。スーパーにて物色している時に見つけて連れて帰ってみました。

追記:同時発売のクワトロチーズピザ味もレビューしました!

 後で詳しく述べますが『おつまみ以上、食事未満』を狙った新コンセプトの商品として発表されています。トルティーヤチップスの定番商品であるドンタコスをどういう方向性で仕上げてきたのか気になるところです。

 それでは詳しく見てゆきましょう。


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〇コンセプト


以下、プレスリリースの抜粋です。
近年、単身世帯の増加により食事を一人で食べる個食化が進み、忙しい現代人は以前のように3食を決まった時間に食べることが難しく、食べられるときに少量だけを食べるという傾向が現れていることからも、新しい食スタイルが求められていることが明らかになってきました。

現代における、食スタイルの変化に対応する商品を検討するにあたり“おつまみ以上お食事未満の中間食スナック”を開発したいと考え、欧米では食事の一つとして日常的に食べられている、トルティアチップスに着目しました。

~中略~

「ドンタコスひとくちDELI」は食スタイルの変化に対応する“惣菜”として十分に機能し、食シーンにおけるスナックの可能性を広げる“新・惣菜の候補”の一つとして“惣菜選(そうざいせん)”をおもしろくする“おつまみ以上お食事未満の中間食スナック”であること意識して開発されました。
以上抜粋。

 中間食スナックの立ち位置が自分では思い当らなかったのですが、『昼食べ損ねたし夕飯すぐだし、スナック食べて繋ごう』って感じでしょうか?この辺りは、実際に食べながら照らし合わせてみましょう。

 最近のジャガイモ不足によりラインナップを減らさざる得ない苦しい状況において、ジャガイモではないチップス→トルティーヤチップスの、高付加価値商品を狙ってきたのかな?とも思います。(たまたまのタイミングかもしれませんが)


〇パッケージ



 パッケージは比較的落ち着いた色使い。木目テーブルの面積が多くて、これまでのスナックパッケージのイメージとは少し違う感じがする。

 開け方も、上部2cmぐらいのところに切込みがあって、上部分を切り取る感じ。底部が平らになっているので、立てて置くことができます。この辺りは食べるシーンをイメージしたこだわりなのかなと思います。


〇開封


 袋を開けた瞬間に広がるサラミとかソーセージとかの香辛料+肉系の香り。チーズ(しかも結構クセが強い系)の香りも強め。


〇チップス



 見たまんまトルティーヤチップスで、細かな変更はあるかもしれないがドンタコスのあれ。チーズがトロっと掛けられています。片面だけに掛けてありますね。

 食べてみると、パリッとしてから噛むと結構ゴリゴリと食感の残るやつです。私は好きですが、好き嫌いが分かれるポイントかと。チップス単体の後味は、トウモロコシの味と香りが比較的残る感じ。


〇ひとくち目の印象


 食べると、最初にパンチのあるオニオン。粉の濃い薄いの都合のせいだと思うが、かなりパンチがある。生系のオニオンの香りで、コショウか何かの刺激と相まって、オニオンスライスを食べたような感覚がある。


〇食べてゆくと…


 基本はトマト系の味付け。フレッシュトマトというより、ピザソースのように煮込まれた系統の味。サラミの香りとうまみがしっかりとあり、トマト系+オニオンで、アメリカンなピザ味であるのを強く感じる。なんとな~く、遠い所に薄切りのピーマンがいるような気がする。

 パッケージにはサラミの他にソーセージなどが描かれているが、サラミとオニオンの香りが強く、アメリカンピザのイメージが強すぎて、いまいち感じ取れなかった。チーズは香りがしっかり出ているが味自体はまろやかで、コクを付け足しているイメージ。色も濃くて、ピザ(特にイタリア系)でイメージするモッツァレラとかとは方向性が違う。

 後味にはトウモロコシの香りとオニオンの感じは残る。ニンニクは無いか微小なので、嫌な臭いが口に残ったりはしない。


〇感想


 コンセプトである中間食を意識したからでしょうか?少なめかな?と思います。ガッツリという量ではありません。ただし、トルティーヤチップスが食べごたえがあるので、ゆっくり味わいながら、という感じがあります。

 コンセプトにある『食べられる時に少量だけ』というのが『出先で少し食べる』だとすると、サラミやチーズの香りが強すぎて、人がいるところで開けるのはためらわれますね。

 個人的にマッチすると感じたのは『お酒を飲む人と飲まない人が同席する場でのおつまみ』でしょうか。
 私はお酒を飲みませんが、おつまみ系の食べ物は好きです。そういう人としては、美味しく食べられる味のバランスとなっており、食べごたえがあり、コクやうまみも濃くて複雑なので、ひとくちに対する満足度が単純なポテチ類より高いように感じます。でも、お酒を飲まなくても、炭酸ドリンクは欲しいですけどね。
 お酒を飲む人としても、いつものチップス類とは違うタイプで新鮮味があること、食べごたえがあること、パッケージなども含めておしゃれな感じ(おっさん向けツマミとは違うという意味)があるので、良いと思います。

 パッケージ裏にはワインの絵がかいてあるのですが、どちらかというとビールじゃないかな?と思います。しっかりコクがあり香りが強いので、コクのあるビールもいけるのではないかなぁ?(ケンカするかな?)端麗でキレのあるビールもOKだと思います。

 とまぁ色々書きましたが、チーズソースが掛かったチップスとして、ピザポテト難民の受け皿になるかもしれません。ピザポテトよりもチップスに食べごたえがあり、味もだいぶ違いますが『アメリカンなピザっぽい』という要素を持っていますので、欠乏症を発症している人は食べてみるのも一興かと思います。

 私個人の好き嫌いで言うと好きですが、オニオン感が強いので好き嫌いが分かれそうだな、と思いました。オニオン感とチーズ感の強さが、中間食よりおつまみでは?と思った理由でもあります。

追記:同時発売のクワトロチーズピザ味もレビューしました!

気になったら箱でどうぞ(にっこり)


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