前回は、ネット英会話ってどうやって受講するのか?というシステム面を説明しました。。今回は、実体験をもとに、ネット英会話に取り組むにあたって、おすすめの取り組み方をまとめてみます。取り組み方、とひと口に言っても『始めてみるのに適するタイミング』という意味と『始めた人が効果的にするには?』という意味があるかと思います。この記事では両方について考えてみます。
大人の習い事(英会話)のラベルではシリーズとしてネット英会話の紹介をまとめています。ご興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。
☆なにごとも始めてみるのが大切!
どんなことでも、初めてのことは楽しみなのと警戒するものです。というわけで、とりあえず始めてみたら?ということなのですが、背中を押してみましょう。
〇どんな人が始めて見るのが良い?
第1回で説明しましたが『なにかしなきゃ。でも何もしていない』という人にとって、第一歩を踏み出しやすいのが、このネット英会話です。できれば最初の1ヶ月、でなきゃ体験講座を受けてみて、無意識に作ってしまっている未体験な物に対する警戒心を取り除いてみてほしいと思います。
〇海外旅行前や英語面接前の数ヶ月のレッスンはいかが?
上記のような『どこかのポイントで必要という訳ではないが、キャリアアップや、業務上たまに必要』というタイプ以外に、『スポットで必要』という人にも適していると思います。運営会社によっても異なると思いますが、少し調べた限り、多くの会社が入会金は必要なく、1カ月単位の受講契約ができるようです。
つまり、そこそこ英語に自信はあるが普段は使っていない人が『今年の夏はイギリスを周遊してウイスキー三昧!』とか画策している場合、より旅を楽しむために、英語の勘を取り戻す、もしくは、よりステップアップしよう!という場合に良いと思います。
また、フリートークレッスンを受講して、英語面接時の自己紹介や受け答えの練習をするのにも良い!と産経オンライン英会話の公式HPにも記載がありました。
このように、最初から1年間続ける!というタイプではなく、どこかの必要なポイントに的を絞って、受講するというのにも非常に有用です。
☆実際始めてからのお勧めの進め方
では、次は、勇気を出して始めてみた!という後に、より効果的に進める方法について考えてゆきたいと思います。結論を先に書いてしまうと、良い先生で受講できるように、色々取り組んでみよう!ということです。
〇お気に入りの先生で繰り返し取り組む
相手もプロですので、初めての相手に対しても話を広げてくれたり、答えやすい質問をしてくれて、何か発言できる環境を作ってくれます。しかし、やはり何度かレッスンを繰り返してゆくと、こっちのレベルを分かってくれるので、レベルに合わせて簡単な表現を選んだり、ゆっくり話してくれたりしますので安心です。
また、以前話をした内容を覚えてくれていると『写真を撮るのが好きだって言っていたね!それは良いね!』などと話が弾みやすいです。こちらも、相手の趣味などが分かるので話しやすいですね。(レッスンの中で相手に質問する練習などもするので、いろいろ聞ける)
同じ先生で繰り返しレッスンすると、今日の仕事はどうだった?などの導入時のお決まりの質問に何度も答えることになったりしますが、自己紹介やどんな仕事をしているの?といったような同じ説明の繰り返しを避けることができ、より色々なパターンの返答の練習になります。
なにより、お互い顔見知りになって自分のことを話すのに抵抗がなくなるのは、練習の上で有益ですね。テキストに寄りますが『過去、感動したこと』などを離すことが多くなると思いますので。
それに、自分の成長度合いを向こうが把握してくれるので、すごく良くなっているといったフィードバックが得られるのは、成長体験・成功体験を得るのに有用です。
先生の雇用形態を聞いたわけではないですが、結構、不規則にレッスン可能時間を設定していることから、1コマ単価で報酬をもらっているのではないかな?と予想しています。ですので、繰り返し受講してくれる人は『お得意様』な訳で、お互いの心証も良いかな?とも思います。
〇いろいろな先生で受講してみる
いきなり矛盾しますが、これも重要です。先生によって進め方が違うということが主なポイントです。
産経オンライ英会話では、基本的な進め方は先生のマニュアルに基づいているようで、違いは少ないです。しかし、詳しい取り組み方には違いがあります。具体的には、テキストに書いてある内容通りに進める先生や、なぜその項目が重要なのかの説明に時間をかけてくれる先生、テキストに練習が指定されていなくても『この言葉(表現)を使って話してください』とトレーニングを促す先生、一つ一つの発音を細かく訂正してくれる先生などです。時間が30分弱と限られているので、時間が許せば、どの先生もこれらの内容を網羅してくれるのでしょうが、30分をどのような時間配分で行うかが人によって変わる印象です。
レッスンの効果としては有効なのですが、こちらが能動的に話すことを要求する先生ですと、なかなか骨が折れます。取り組みたい内容によって先生を選んでいくという視点も重要なのではないでしょうか?
また、自分にとって聞き取りやすい英語(発音)を話してくれるかどうか?という問題もあります。私が受講している産経オンライン英会話では、講師の英語レベルを高めるべく、選考を厳しくしている点を売りにしています。(他の会社でも同様だと思いますが。)ですので、基本的に聞き取りやすく、基本に忠実な英語を話してくれますが、それぞれに若干のクセがあるのも事実です。(日本人の日本語もそうなんだから仕方ないですが…)私のように英語レベルが高くないものにとっては、この若干のクセによって聞き取れるか否かの差につながり、やや苦戦することがあります。ですので、『自分の英語レベルが低くて聞き取れない!』と思っていたら、先生を変えてみたら良く聞き取れた!ということがありえます。
先ほど書いたように、先生にとっても『お得意様』を増やすことがメリットかと思われます。ですので、先生によっては『私のレッスンではこんなお得があるよ!』というようなサービス精神(親身になってくれたり、レッスン後のフォローがあったり)を感じることがあります。そのようなポイントを比較して、より自分に合った先生を探すのは、効果アップに重要ですし、お得感や後のフォローの嬉しさは、続けていくモチベーションに繋がります。
なお、多くの先生にレッスンを受けることは、メリットを得るためだけではなく、常にお気に入りの1人の先生がスタンバイしているわけでもなく、いつでも予約が空いているわけでもないので、コンスタントに回数を重ねるためにも複数の先生のレッスンに取り組むべきという面もあります。また、1人の先生に頼っていて、その先生が辞めてしまった時のリスクヘッジという側面もあります。
〇レッスン以外に取り組んでおく
この点は自分ができていないので偉そうなことは言えませんね。
30分は思ったより短いです。テキストにもよりますが、産経オンライン英会話の場合、私が取り組んでいるレベルでは1レッスンで1~2個の表現に取り組むかどうかです。つまり、こまめにレッスンしても月30個程度でしょう。1回のレッスンでマスターできれば良いですが、なかなかそれも難しいです。
手持ちの表現や単語が少ないと、毎回同じような受け答えになってしまいます。できれば、毎回の授業で様々な表現を練習するのが望ましいです。
そこで、手持ちを増やすのをレッスンに頼らず、レッスン外でも取り組むことで、毎回、異なる表現を使うことができ、成長速度を高めることができると考えています。
とまぁ分かっているので、積んである教材に取り組んでみます…
〇ちなみに
人気の先生というのは存在します。産経オンライン英会話では、先生一覧には先生のプロフィール写真と自己紹介文、(先生によっては)運営会社からの日本語の推薦文、自己紹介ビデオ(音声メッセージ)が公開されています。これらを見ながら、自分が受講しやすい時間帯に待機している先生を『お気に入り』として登録しておきます。
それで、予定表を見ながら空いている先生を指定していくわけですが、予約が取れない(すぐに埋まる)先生がいます。
そんな先生の特徴は、日本語が少し話せたり、親身で話しやすいですよ!と推薦されている先生だったりします。そして何より写真写りが良い女性の先生は予約が埋まるのが速い!おっさんの下心が見え見えですね。
え?私ですか?女性の先生を優先的に選んでますよ。TOEICでも女性の高い声の方が圧倒的に聞き取りやすいんですよ。(何か?)
〇まとめ
今回は、先生の選び方を中心に説明しました。基本的に、これがネット英会話を楽しく続けることができるかどうか?に関わってくるかと思います。
要求レベルが高く受講の効果も高いもいれば、一通りのことをやって、後は気楽にしゃべれる先生もいます。前者の先生は良いのですが、なかなか疲れてしまいます。(良いことですが。)一方、後者の先生は楽しく継続しやすいですが、レベルアップとしては今一歩です。
どちらか一方だけだと、続けられなかったり効果が今一つになりかねませんから、いろいろと織り交ぜるのが良いと思います。
ここまでは、良い点ばかりを書いてきましたが、次は、注意点などを説明します。
大人の習い事(英会話)のラベルではシリーズとしてネット英会話の紹介をまとめています。ご興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。
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