筒状のケースに入ったポテチで有名なのといえば、チップスターですよね。簡単に言ってしまうと、カルビーはチップスターの領域に殴り込みをかけたことになるわけです。
それじゃあ比較するしかないじゃないか!というわけで、チップスターのうすしお味も用意し、食べ比べをしました。
結論から言ってしまうと、予想以上に違うぞ!という感じです。
以下、ポテトチップスクリスプ=クリスプとして記述します。
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〇パッケージ
『カルビーさんいらっしゃい』の図
『チップスターを意識していない』とは言わせないぞ、というようなクリスプのパッケージ。もちろん、サイズについてはコンビニやスーパーの陳列棚の規格から考えた時の最適設計なのだと思います。
クリスプの方も、チップスターのように、ケースの中に筒状の袋にチップスが入っています。ちなみに、中の袋はクリスプの方が薄く、サイズに余裕があるため、取り出しやすいと思います。チップスターは袋が厚く、サイズがギリギリなので、大きく開かないと取り出しにくいです。
〇中身の見た目の差
左がチップスター 右がクリスプ
チップスター
クリスプ
チップスターの方がやや白く、クリスプの方が曲りの曲率がきついです。クリスプの内側には塩の結晶が多く見られます。この辺りが味の差になっています。後述します。
写真で見ても分かるように、チップスターの方が凹凸が大きいです。
〇最重要 食べ比べた!
☆チップスター
クリスプに比べやや薄い。凹凸が比較して大きい。
やや柔らかで、崩れるのが早く、口どけが良い。マッシュしたジャガイモがかたまりになっていて、そのかたまり同士がくっついて、チップスになっている感じ。なので、口に入れると、そのかたまり同士のつながりがほどけてゆくように、崩れてゆく。なので、サクッと弱いところで割れて、サクサクという食感。
全体的にクリーミー。口に入れて噛むと油を感じてオイリーな印象。表面への味付けは少なめで、ポテトの中に味や油分が混ぜ込まれた印象。この部分だけを他に例えると、じゃがりこのように、中からじわっと味が出る印象が強い。食感や印象は、オーザックとかの系統に属する。
大雑把に言ってしまうとマッシュポテトをチップス化した印象。
後半は、生地に練り込まれた出汁というか味の付いた油の味が際立って『チップスターを食べた』という印象が残る。
☆ポテトチップスクリスプ
やや厚手で、凹凸が少なく、組織が均一。
やや割れにくく、パリンと割れて、ザクザクとした食感。ハード系。袋入りのポテトチップスのサクッとふんわりした印象とはかなり異なる。
塩が表面内側に振ってあって、塩味が鋭い。口の中で混ざった後は、塩味に大差ないか、クリスプの方がやや塩味が薄め。
第一印象はジャガイモ感が強い。ジャガビーやじゃがぽっくるのように、ジャガイモの味を前面に出す印象。チップスターのマッシュポテトっぽさとは違いを感じる。歯ごたえがあって、厚みがあり、食べごたえがある。味・食感ともに、ポテコにかなり近い。
歯で噛み砕いてしまえば、きめが細かいのはカルビー。後味はチップスターに比べてあっさり。後半は、じゃがいもっぽさがチップスターに比べると強く、チップスターのような調味成分の印象が薄い。
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〇どっちがおいしい?
どっちもおいしい!
普通に考えて、カルビーはチップスターやプリングルスをベンチマークにして開発していると思います。そんな中で、カルビーらしさや、他商品との違いを出すように開発したのだと推察されます。
正直に言って、カルビーの商品開発力はすげーなと思います。同じ系統の商品ながら、違いがあり、『どっちでも良い』とは言わせないだけの差をつけた上で、おいしい商品に仕立ててあります。
そういうわけで、優劣ではなく別であるという印象を持っています。チップスターはチップスターを食べたという満足感がありますが、クドイとも言えるかもしれません。クリスプはバリバリと食べごたえがありますが、硬い、食感の主張が強いとも言えます。この辺りで、どちらが好みで、どちらを求めるかによって、買う商品を決めればよいと思いますよ。
ちなみに、この記事を書く際に、友人と一緒に食べ比べをしました。それで、大体の意見をすり合わせた結果を掲載していますので、大嘘は無いかな?と思います。
さらにちなみに、半分ずつだして食べて、残りは後日に取っておいて、ゆっくり食べました。さすがに2つ(1つ250kcal)一気食いはやりすぎかと(苦笑)
コンソメ味もあります。チップスターのコンソメって、濃いんだよなぁ…それが美味しいんだけどさ。リンクは貼っておきますが、コンビニとかスーパーで買えば良いと思います(笑)
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