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2018/02/24

実検するおじさん

【超おすすめ】車用ポリッシャーは迷ったら買った方が良い

エアチェックの記事を書いた際にも少し書きましたが、私は元ガソリンスタンド店員です。
ガソリンスタンドでの経験で、一般的な人よりも明らかに経験を積んでいるのは洗車だと考えています。そんな私が、今回は、洗うだけではなくて、磨きを考えた時にぜひともお勧めしたい電動のポリッシャーをおすすめします。

結論を言えば、ポリッシャーの導入を考えるような熱心な人は買った方が良いです。時短、疲労の低減、仕上がりの向上が望めます。

私が実際に購入した物の紹介と、使用する際のポイント、ボディー以外の使い道(窓の油膜取りやウロコ取り)、併せて使うおすすめのコンパウンドを紹介します。

私は、ポリッシャーなしでは磨き作業をしたくない程、必需品だと考えています。暖かくなってきて、屋外作業のやる気が出てくる前に準備してみてはいかがでしょうか?
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〇PROSTAFF シャインポリッシュ 電動ポリッシャー


 実は、このポリッシャーを買ったのはずいぶんと昔です。写真の撮影日を見ると2014年頃のようです。写真を取り直すのも面倒ですし、作業中の写真は他の人に頼まないと撮影できないので文章ベースで解説してゆきます。

 こちらは100V電源を使用したタイプで、パワーはなかなか強力です。とはいえ、業務用より弱めで、しょぼいものよりもパワフルといった具合で、なかなか使いやすいと言えます。業務用はパワフルな分、バフの当て方をミスると弾かれてキズになったりしますし、当てすぎると塗装の剥がれに繋がります。ですので、これぐらいが素人ユースにはちょうど良いと思います。

※2018年3月追記
 ひさしぶりに引っ張り出して窓の油膜(ウロコ)取り+窓撥水コートをしました。あらためて使いやすいなと感じました。コンパクトながら握りやすく、重すぎないので疲れにくいです。現在はスイフトスポーツに乗っています(新型スイスポの試乗とかもしています)ので、窓は全部で6枚+αの施工で、約2時間で完了しました。


 12Vを使用したタイプもありますが、電源が取れるなら100Vの方が良いのではないかな?と思います。(予想です。) 長時間使いますので、車のバッテリーから取るのは気が引けますし、パワーも100Vのほうがあります。


↑個人的にはバフを多めに買っておくことをお勧めします。通常の使い方ならばポリッシャーの寿命よりバフが無くなる方が早いですし、新しいバフを使うのが綺麗な仕上がりにするコツでもあります。

また、100VAC対応のポリッシャーにはP-59とP-132と2種類あり、P-59が電源コードが10m仕様となっています。水を使うので延長ケーブルは避けた方が良いので、私はP-59を推奨します。。



〇なぜポリッシャーがおすすめなのか?


 いくつかポイントがあります。

・圧倒的に速い
・圧倒的に楽
・仕上がりの差が減る

 速いのはやってみればわかります。ポリッシャー無しで手でドアの半分に取り掛かっている間に、ボンネット8割は終わっています。8割としたのは、端はポリッシャーを当てられないので、手で仕上げる必要があるからです。
 ざっくりとポリッシャーで仕上げて細かなところを手で仕上げる。作業効率は体感で5倍ほど違います

 それだけ速いので圧倒的に楽です。磨き作業は、力強く擦るのではなくて、軽く当てて速くというのがコツです。そうすると手では何往復もしないといけないので、必然的に疲れやすくなります。一方、ポリッシャーはそれなりに重たいですが軽く当てるだけなのでそこまで力は要りません。往復回数よりも当てる時間の方が重要なので、ポリッシャーをむやみに振り回すこともありません。
 さらに、ドアなどに取り組んでいる場合は中腰になるので、手作業ですと作業時間が長く、足腰にかなり効いてきます。ポリッシャーであれば作業時間が短いので、足腰へのダメージはかなり小さいです。
 以上の2点から考えても、疲れにくいことは確かです。


 では、仕上がりの差はなぜ出てくるのでしょうか?それは、ポリッシャーの方が疲れにくい、飽きにくいので、最初始めたところと、最後の部分との差が小さいのです。これ重要です。
 『プロの仕上がりが良い』のは、技術の高さと道具の良さによるクオリティーの高さと、仕上がりが均一でどこから見ても安定している、という点で成り立っていると考えています。素人の場合は局所的には良くてもバラつきが出やすいことが問題になりやすいと私は考えています。(スタッフ時代にバラつきを先輩に怒られたりしました…)
 で、ポリッシャーですが、仕上がりが速く疲れにくいので、後半までハイペースに続けることができます。根気強い人でも、時間がかかれば天候も変わるので、手で時間をかけてやっていたら後半に小雨が降ってきて…という可能性も減らせます。(プロは屋内でやったりしますしね…)


 以上が、私がポリッシャーを勧める理由になります。


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〇ポリッシャーを使う際のポイント


 詳しい手順は他サイトに譲りまして、コツといいますかポイントを説明しておきます。


☆ボディーは洗ってから磨く

 こまかな砂がボディー表面に残ったまま磨きますと、砂が研磨剤のようになってボディーが傷だらけになります。ここが大きなミスになりやすいポイントです。
 綺麗に洗っても風が強い日は巻き上がって後で付着することもありますので、風が弱い日を選んだり、水分があっても大丈夫なコンパウンドなら、都度水をかけて流しながら磨くのも良いです。


☆余裕があれば鉄粉取りも

 ボディーに鉄粉が刺さったまま磨いても、きれいになりにくいです。ですので、鉄粉取粘土などを使用してボディー表面からゴミを取り除いてから磨くことをお勧めします。手間をかけて鉄粉を取ってから磨くと驚くほどきれいになります。スタッフ時代は、仕上がった車をお客さんに見せて『うわぁ!すごい!』と言ってもらえるのを楽しみにしたものです。
 鉄粉取までやろうとすると作業時間が長くなり、疲労も大きくなりますので、ポリッシャーの優位性が出てきます。


☆バフを清潔に保つ

 バフ、とは磨く布部分のことです。ここは絶対に砂汚れが付かないようにしましょう。また、洗車時の汚れが残っていたら一度作業を止めて、他の布で綺麗にしてからバフを当てるようにしましょう。バフにキズの原因となるようなゴミが付いていたら、ボディー全体にキズを付けてしまいます。それだけは避けなければなりません。

 また、ポリッシャーを足元に放置するのも避けた方が良いです。できれば、なにか作業台の上か、ケーブルを引っ掛けて吊っておくようにするべきです。そうするとバフ部分に砂汚れが付きにくくなります。バフ面を地面につけるなんてもってのほかですよ。

 もし汚れが付いたと思ったらバフは思い切って取り替えましょう。捨てるわけではなく、洗うこともできますし、そのためのスペアです。


☆やりすぎない

 なにごともほどほどです。細かなところや局所的な汚れは手で対処した方が良いです。あまり長い時間ポリッシャーを当てすぎると塗装を痛めてしまします。


☆拭き上げは完璧に

 コンパウンドが残るとそれが汚れになります。綺麗に拭き上げるのがポイントですが、ここまでの作業を手で行ってきた人はすでに疲労困憊だと思います(苦笑)
 ここまでの作業でポリッシャーにより楽できた分、拭き上げは入念にしましょう。


〇おすすめはスーパーレジンポリッシュ


 私はAUTO GLYM(オートグリム) スーパーレジンポリッシュを使っています。これを選んだ理由は、昔からある製品で信頼性が高いことと、入手しやすいこと、そこまで切削力が高くなくてポリッシャーを使用する際にちょうど良く失敗しにくいことなどです。

 このスーパーレジンポリッシュの難点は、水分が少しでも残っているとそれでダマになって磨きにくくなる点です。ぶっちゃけ、手で作業する人にはお勧めしないぐらいです。
 しかし、ポリッシャーなら力技で塗り広げることができデメリットになりません。(仕上がりのことを考えたら、きちんと拭き上げた上で作業しましょうねw)



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〇ポリッシャーはボディー以外にも


 私の使用用途としては、窓に使用することが多いです。
 フロントガラスには大敵な油膜やウロコ取りです。油膜が付いていると光を乱反射してしまって、夜の走行時に視界が悪くなります。ウロコは白っぽくなってボヤケますし、水がそこにとどまりやすくなってしまいます。
 ウロコは通常の油膜取り剤だとほとんど取れませんので、私は下にリンクを貼ったソフト99のガラスリフレッシュを使用しています。

 ガラコのような撥水剤を使用する前に、ぜひともポリッシャーで磨いてから施工してほしいですね。もう、驚きの撥水になりますから。





 また、ヘッドライトの黄変を取ることもできます。最近の車では減りましたが、10年落ちの車ではヘッドライトのクリアが黄色く濁っていることって良くありますよね。あれを初期段階であればかなりきれいにすることができます。
 専用の液剤も売っていますが、私は先のソフト99 ガラスリフレッシュを使用しています。最後に載せるマーチ(昔乗っていた車)の写真のヘッドライトを見てもらえれば、10年落ちの車とは思えないぐらい綺麗になっていると思います。


〇最後に


 ポリッシャーは洗車に熱心な人ならば買って損はありません。年2回ほど施工する人なら、ポリッシャー+バフで5000円ぐらいだとしても、3年ほど使用すれば1回1000円にもなりません。私はボディーだけとかガラスだけなど使い方はバラバラですが、10回以上使っていますので十分に元は取りました(笑)
 詳しく計測したわけではありませんが、ポリッシャー使用で磨きの作業時間は5分の1ほど(体感)でしょうか。前後の洗いや拭き上げを考えて、全体で時間は半分ぐらいになるかもしれません。疲れは半分以下です。

 ボディーだけではなく窓まで手できれいにしようと考えると、後日の疲労は恐ろしいですが、ポリッシャーを使用すれば(計算上は)1日で十分に可能です。(計算上としたのは、バフの数やバフを押さえるスポンジ部分が濡れてその日に作業できるかという話があるからですが)
クリア層がだいぶ落ちてきてますし、凹みもありますが、輝きだけ見れば10年落ちには見えないと思いませんか? たしか、この日は5~6時間でボディー鉄粉取り、磨き、艶出しのコーティング、窓の油膜+ウロコ取り、ガラコ施工のすべてを行ったと記憶しています。(売る直前に献体となってもらった) さすがに疲れましたが、ポリッシャーなしではできなかったでしょう。


『良い仕事は全て単純な作業の積み重ねだ。』

 ジョゼさんもそう言ってます。これが良い言葉だと感じるという事は、同時にこれが困難である事を示しています。
 道具によって楽をするのと同時に、仕上がりを均一にしてクオリティーを上げるという点でも、ポリッシャーは良き手助けになります。

↑個人的にはバフを多めに買っておくことをお勧めします。通常の使い方ならばポリッシャーの寿命よりバフが無くなる方が早いですし、新しいバフを使うのが綺麗な仕上がりにするコツでもあります。


↑また、メーカよりポリッシュセットも販売されていますね。ただし、こちらはケーブルが5mタイプなので、その点をご留意ください。

こんな私が新型スイスポの試乗記事なども書いていますので、ご興味があればそちらもどうぞ。