電器系工具で有名なエンジニアの鉄腕ハサミGT PH-55です。
長さは短め(一般的なハサミと同等)ですが、非常にごつい1本で、見た目に負けない堅牢さとキレ味の良さが持ち味です。
一般家庭用にはオーバースペック感が否めませんが、アウトドアが好きな人には結構活用度が高いのではないか?と思い、記事にしました。
〇買ったきっかけ
職場用に経費で1本購入したのがはじめです。私の職場は出張作業が少ないのですが稀にあります。出張作業が多い職場なら、専用の工具箱などを用意することが多いですが、そうでもない私の職場では、手持ちの工具を選んで持っていくことがほとんどです。
そうなると、必須工具は持ち出しますがハサミのような基本的な道具は後回しとなって、良い物を用意しておけば良かった!とか、便利工具が手元にあれば!ということは経験がありました。
そこで気になったのが今回のエンジニア鉄腕ハサミGTです。
〇エンジニア 鉄腕ハサミGT
この鉄腕ハサミGTは、エンジニアのオーバースペック・機能てんこ盛りなシリーズのひとつでして、小型(普通のハサミと変わらないサイズ感)ながら超頑丈で、キレ味も良くて、ラフな使い方でも切れます!!というのが特徴となっています。
エンジニア公式:鉄腕ハサミGT PH-55
詳しくは後に説明しますが、ロープ、革、0.5mm厚のアルミ材、電線やCDまで切断可能と公式で謳われています。また、今回は説明しませんが、ワイヤカッター部では針金も切断可能です。(PH-55GCはPH-55と同じでカラーバリエーションがあるシリーズとのこと)
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〇エンジニア 鉄腕ハサミGTのレビュー
専用のシース(鞘)が付属します。凹凸の多い形状は、一応滑り止めということになっていますが、どちらかというとエンジニア特有の中二病心くすぐるデザイン重視だと思っています…。
触り心地は一般的なハサミとは少し異なります。樹脂はPBTと呼ばれるエンジニアリングプラスチックで、機械的強度や耐油性などに優れた素材です。少なくとも、割れとかが心配になりそうなシースは簡単に変形しない程丈夫です。
ハサミの刃幅は広く、要とよばれるリンク部分も非常に頑丈な物が使われています。ガタつきもほとんど無く、堅牢さが少し触っただけで分かります。開閉は重い質感で、勝手に開く感じはありません。
このハサミのポイントは、マイクロセレーションと呼ばれるギザギザがあることです。これにより、切りたいものに喰い付いて、高い切れ味を生み出します。ストレート刃部分のキレ味も非常に良いです。
もう一点ポイントは、刃の背側が、斜めに切り落とされていることです。ここは刃のように見えますが、手は切れない程度の鋭さです。
これは何かと言いますと、段ボールオープナーになっています。
これは、手や段ボールは切れないけど、テープは切れるぐらいの鋭さになっていて、このように段ボールのツナギ部分に当ててやることでテープを切ることができ、解包に役立ちます。これが結構便利で、これでこのハサミを買って良かったと感じることが多いです。
これで解包しますと、テープは切れるが荷物は傷つけにくいという使い方になって、安心感があるのです。
〇切れ味のテスト
職場ではロープなどを切断することがありますが、そういう場面で役立ちます。家では段ボールが多いですかね。テストとして頑丈な段ボールの梱包箱を切ってみました。Amazonで使われている段ボールと比べると厚くて頑丈な素材ですが、びっくりするぐらいアッサリと切れました。
公式では0.5mm厚のアルミ板や電線も切れるとのことで、自宅の用途では、ハサミで切りたくなるレベルのものであれば大体のものは切断できるのではないか?と考えています。
〇活用方法
先に書いた段ボールの解包や、厚紙、段ボールなどの切断に重宝しています。会社では虎ロープのようなものの切断にも重宝しています。
自宅では、繊細なニッパーで太い電線やプラ板などを切るとニッパーが傷んでしまうので避けたいところで、そういう場合に活躍します。もしくは、梱包用のビニール(プラスチック)バンドを切る場合には軽く切断できるために非常に信頼感があります。
一点注意は、キレ味は良いですがセレーション部分で薄い紙を切ったりすると、すこしギザギザが出る点ですね。このあたりの繊細な作業は専用(というか普通の)ハサミに任せた方が良いと感じます。
アウトドアが好きな人で、ロープなどの切断が多い人は、ナイフでは大袈裟だし、ハサミは大変だし…と感じている人は検討する価値があると思います。
〇最後に
1本あると心強く、手ごわそうなものはこれでやっつけてしまおう!という安心感があります。(会社の出張作業ではこの安心感が助かるのですよ)
しかしまぁ、一家に1本!というにはオーバースペックですし、大袈裟かと思います。ハサミとしては高価ですしね。ですので、堅牢な道具が好き!という方や、アウトドア、DIY、通販が多く段ボールをやっつける機会が多い人は、ご自身の現在の困りごとなどと照らし合わせて購入を検討するのが良いと思います。
ハードな用途がある人には『うってつけの良い道具ですよ』と私は推奨します。
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