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2019/04/11

実検するおじさん

LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH.が超便利でおすすめ

パナソニックのマイクロフォーサーズ用レンズ LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH./MEGA O.I.S.を2018年5月に購入しまして、およそ1年間、ほぼ着けっぱなしレンズとして活用してきました。めちゃくちゃ便利なのですよこいつ。
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH.のレビューと作例
とりあえず一発 テストショット
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH./MEGA O.I.S. 詳細レビュー
そんだけ気に入って使ってるんならレビュー書けよ、というセルフツッコミをしつつ、なぜ私がこのレンズが好きなのか?おすすめのポイントは何か?などをまとめます。









〇LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH./MEGA O.I.S.のスペック


 スペックはあまり重視していないのであっさり紹介します。写真で見ると大きめに見えますが、カメラ本体GM5が小さいだけで、セットでこの程度に収まるコンパクトさと思っていただけるとありがたいです。

・換算28mmのちょい広めの標準から換算84mmの中望遠まで対応
・F値は標準レンズとして普通
・手ブレ補正付き
・φ56.0mm×約49.0mmとコンパクト
・最大撮影倍率35mm換算0.34倍 (最短0.3m)まで寄れる!

 後で述べますが、私がこのレンズを購入した理由は、換算84mmと中望遠までカバーしつつ、換算0.34倍とかなり寄れるレンズだったからです。

フードも付属します。



〇実際に撮影した写真


 使用カメラはGM5です。Lightroomを使っていますが、調整はしていません。被写体のダンボーは350mlのジュースの缶より少し大きいぐらいです。
 最初に、望遠側での開放のF5.6で、14mm、25mm、42mm
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 14mmでテストショット
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 25mmでテストショット
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 42mmでテストショット
 次に、少し絞ってF8.0で14mm、25mm、42mm
 最後に42mmでピントが合うギリギリまで寄った写真

 広く全体を撮った雰囲気から、ぐっとクローズアップした写真、またもっと寄った写真までカバーできるのは非常に便利です。






〇LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH.の活用法


 私はこのレンズを購入してから、大きな一眼レフ(Nikon D7200)を持ち出さない時に、とりあえずカメラを…という場合に、GM5にこれを着けっぱなしで、気が向いたら単焦点も持っていくということが多いです。理由は『コンパクトだから』と『必要な焦点距離がカバーできるから』と『写りが必要最低限得られるから』です。
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6で花をテストショット
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6で花をテストショット
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6で花をテストショット
出先で花が咲いていたらパッと取り出して撮ってもこれぐらいは写る。マクロ的に超寄ったり、暗い所で…などはできませんが、ある程度このレンズができることが頭に入っていれば個人的には十分ですね。
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6で風景をテストショット
暗がりで夕焼けを撮ってもこんな感じ。14mmで撮影しました。ポイントとしては暗めに撮ってやることで夕焼けが綺麗に出ます。これはこのレンズに限った話ではありませんが。
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6でテストショット
レンズの描写性能が出やすいこういう被写体でも。レンズの性能に関してはルーズな方ですが、欠点らしい欠点は無いように思います。

 あと多いのが手元での物撮りでしょうか。寄れて大きく撮れるので、手元の物が楽に撮れます。レンズによっては、グッと離れなくてはならなかったりですので、この距離感は便利ですね。
寄ると描写が甘い感じもします。(時計とかを撮ると甘さが分かりやすい…) ですが、これぐらい写るなら文句は無いです。
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH.でポートレートの作例
先ほどとほぼ同じ写真になりますが、ちょっと明るめに調整して、42mmで開放でポートレート的に撮影するとこんな感じ。

F5.6なので基本的なボケ量はそこそこですが、42mmという焦点距離により最低限のボケ量が稼げます。個人的には、これぐらいの『被写体は全体的にピントが合って、背景はそこそこ』ぐらいが好きなので、ちょうど良いというのも好みのひとつです。
 たしかに単焦点のように分かりやすいボケや性能はありませんので、わざわざ購入する理由が薄いように見えるかもしれませんが、これぐらい『普通によくできたレンズ』というのは貴重です。このレンズの良さが分かるのは、いろいろ試してみて、レンズのクセや使いどころが分かってきた中級者以上なのかもしれません…。




〇写りに関する情報など


 写りに関しては各種海外のレビューサイトなどの情報を統合すると、小型の標準レンズにしては良く写るとの評判で、先ほどのダンボーのテスト写真を見てもらっても、目立つ粗さはないかと思います。もっと写りが良い物を求めると、大型で高価なズームレンズか単焦点レンズを購入する必要が出てきますので、このあたりは割り切りですね。個人的には合格点だと感じています。






〇悩むであろう選択肢と比較


 パナソニック マイクロフォーサーズにおいて、標準ズームの選択肢が異常に多く、悩む人も多いかと思います。同じく安くてちょっと長いものにLUMIX G VARIO 14-45mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.があります。

LUMIX G VARIO 14-45mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.


価格はほぼ同じで45mmまで撮影できる。寄れるのは同じぐらい。サイズアップ、といったところです。写りに関しては、今回紹介の14-42mmの方がどちらかというと良い感じです。私は実物を触って、なんとなく寄った時の写りが良いと感じ(根拠なし)、コンパクトな14-42mmを選びました。持ち運び性重視だったのです。

 また、12-60mmとかなり便利な1本もあります。

LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.


こちらはズーム域も広く、もっと寄れるのですが、値段が倍で大きいです。写りも価格や便利さから考えて悪くないようですが、それなりという評価の海外レビューが多いです。14-42mmの方が性能を絞っている分、有利なのですね。こちらもコンパクトさを重視して除外しました。

 ごく、個人的な判断を言いますと、14-42と14-45なら14-42の方がコンパクトで良いと思います。この3mmの差が必要なシチュエーションはあまり思い浮かびません。一方、お子様と遊びに行ってポートレートなどを重視するのであれば、12-60はほぼカバーできるので悩んでみても良いかもしれません。



〇最後に


 私はLUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH./MEGA O.I.S.を買って満足しています。というか、最近の運用であれば無いと厳しい。このレンズがあるからGM5を手元に残していると言っても過言ではないかも。それぐらい便利に使っています。
 パナソニックには似たような焦点距離のレンズが多いので悩みどころですが、コンパクトさと使い勝手を求めるのであれば、14-42が価格以上の仕事をこなしてくれます。

以前は単焦点でいろいろと背景をボカして楽しんできましたが、結局は便利さを優先するようになってきました。コンパクトに便利な1本を…という渋い要望に応えてくれる1本です。


この他に持ち出すことが多いLumixの20mmと25mm単焦点の比較レビューもあります。

パナソニック単焦点レンズ20mmと25mmを比較する