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2018/10/02

実検するおじさん

やはり備えは必要と感じました[台風で停電]

先日、北海道の地震が発生した際に、備えが重要ですね、という話を書きました。
そんな私ですが、9月30日に日本列島を通過しました台風24号により自宅が停電しまして、備えの重要性を再認識したわけです。


私の家は停電時間自体は大したことなく、自治体や電力会社の努力によって早々に復旧したわけですが、自分が困った事、周りが困っていたことなどを書いておきます。




〇はじめに


 一応、このブログはアフィリエイトブログなわけですが、不安を煽ってまで収入を得ようとは思っておりません。ただ、実際に私が困ったとか、周りの人が困っていたことをベースに書きますので、どうしても『こうなったらこうなるから、備えておいた方が良いですよ』という内容になりますので、その点はご容赦ください。


〇やはり水と食料は重要だ


 先日の記事にて、3日分は用意した方が良いそうですよ、と書きました。とはいえ、私もそこまで備蓄していたわけではありませんが、台風が接近する手前で、朝2食分、夜2食分(昼は会社で食べるという計算)ほどはありました。
 これは、普段から朝食で食べている物のストックや、インスタントラーメン、カロリーの高そうなお菓子類などをかき集めての量です。

 私は一人暮らしで食料の量を把握しやすいという特徴もありますが、現状で皆さんはご自宅にある食べ物で何日ぐらい持ちこたえられるか?ということは把握されているでしょうか?

 私は、おおよそのストックを把握していましたので、停電になった瞬間に水と食料の在庫と冷蔵庫内で保管できる時間(腐敗してしまうまでの猶予)を考えて、街が壊滅的なダメージに受けなければ持ちこたえられそうだ、という予想が立ちました。

 今回、私が感じたのは『実際に持ちこたえられるかどうか、よりも、これぐらいなら大丈夫という安心感が重要だ』ということです。とりあえず食料の確保を考えなくてよいと分かれば、その他の準備に回ることができます。この心の余裕は大切だと私は考えます。そのためには、最低限の備えと、その備えの把握(シミュレーション)が重要だと感じました。


 夜が明けて、食料を求めてスーパーやコンビニに長蛇の列ができました。私が不思議に思うのは、停電で冷蔵庫・冷凍庫がダメならば、優先的にその中身を食べればよいはずで、コンビニおにぎりやパン類のような日持ちしない食べ物のためにコンビニに殺到するのは変じゃないですかね?ということです。う~ん、自分が甘いのか…?

 日持ちする食料があれば、1~2日目は入手できる日持ちしない食べ物(もしくは冷蔵庫の中身)を軸に、+αとして備蓄品を食べるなどできます。そうすれば食べ物(食べ方)の選択肢が広がります。どちらかに切り替えるのではなくて、組み合わせて長持ちさせる選択を取れるような準備が必要だと私は考えます。


〇冷蔵庫の延命措置を考える


 今回私が取り組めばよかったと思ったのが、保冷剤を冷凍庫に入れておいて、停電時に冷蔵庫の保温に活用する、ということです。

↑こういうやつですね。

 北海道の震災の際に、冷蔵庫や冷凍庫を開けずに置いておいたら、案外大丈夫だった、という話をよく見ました。冷蔵庫はクーラーボックスとしても優秀ということです。

 私は、冷蔵庫には日持ちしやすい物ばかりが入っていたのであまり心配が無かったのですが、一般のご家庭ではそういう訳にもいかないと思います。そういう場合のために、このような保冷剤を普段は冷凍庫に入れておいて、いざという時に冷蔵庫に移すというのは有用ではないか?と考えた次第です。

 その他にも活用方法としては、アウトドアをされるご家庭なら、クーラーボックスに保冷剤や、数日内に食料として食べる予定の冷凍食材など保冷剤代わりに入れて、数日内に食べる必要がある冷蔵庫の食品や直近で必要な水等を冷蔵庫からクーラーボックス移し替え、そちらを開け閉めして取り出すようにする(冷蔵庫を開けないようにする)、という方法もあるのでは?と思います。
 実験してみないと何とも言い難いですが、冷蔵庫は開けることで一気に温度が上がってしまいますので、検討の価値があると思います。(水も比熱が大きいので保冷剤として有用です)



〇撮影用のライトが役に立った


 LEDライトのような灯火類はやはり有用ですね。非常に明るいです。そんなに高くないので、1人1本支給しておいても良いと思います。どこに保管しているかきちんと把握しておくのも重要ですね。私は停電して真っ先にライトを手に取りました。


しかし、照らす範囲が狭いのも問題です。そこで私が普段から愛用している撮影ライト(レビューはこちら)が役に立ちました。


さすがに、防災のためにこれを買ましょう、とは言いませんが、小物写真を撮ることが多くて、ライトを導入しようか悩んでいる人は、防災ついでに買うのはアリだと思いますよ。何が良いって、照らす面積が広くて、明るさが調整できて、単三でOKという点です。



〇停電一発で断水という問題


 友人の間でも、案外想定されていなかったのは、『停電一発で断水する』ということです。これはご家庭の事情(家の構造)の差もあります。基本的にマンションやアパートの類ですと、貯水タンクに電動ポンプで汲み上げて供給されるわけですが、このポンプが電動であるが故に、停電すれば水も出なくなるわけです。

 ワンフェイルで2つの影響が出るという極めて脆弱な仕組みになっている訳で、まぁ仕方ないところもありますが、そういう状態になっていることを認識すべきです。

 ところで、皆さん
 ご自宅は停電しても水は出ますか?

 これを知っているか知らないか、ということが非常に大きな差になります。もし、停電で水も止まってしまう人は、通常言われている量よりも多くの水を備蓄する必要があります。また、停電時に真っ先にすべき対応も変わってきます。(風呂に水を溜めるとか)


 この点、一度調べてみる価値はあります。



〇困ったことがあったら記録し活用する


 今回のこの記事は、記録の意味もあります。

 困ったことがあったら、今度準備しておこうと思って忘れたり、準備しておいたけど古くなりすぎていざという時に使えなかったり。

 困った事や、上手くいった事は記録して、たびたび見返して活用するのが必要です。可能であれば、『こういうときはこうしましょう』という手順が作れると素晴らしいです。企業では、あらゆる事柄について手順書を作ることが多く、いざという時にそれを参照することで正しい判断ができる、という準備をしています。

 この手順は最初は不備があっても良いです。何度かテストしてみて、上手くいくように少しずつ改良してゆくということも重要です。


〇普段の心がけも重要


 モバイルバッテリーは日々充電されているでしょうか?
 車のガソリンはあと何日もちそうですか?
 水や食料はストックゼロになってから買っていませんか?

 モバイルバッテリーも普段使う物とストックを1本用意して使い回せば、必ず1本は満タンが用意できますし、ガソリンも空になるまで粘るのではなくて、早めに給油すればいざという時に数日、もしかしたら1週間もたせられたり、遠方の実家までは足りる、という状況を作っておけたりします。食料だって、備蓄のために買うのは難しいですが、日々使う物を早めに買っておけば、それが備蓄なります。
 ほんのちょっとの心がけでいざという時の余裕になります。今回、それを強く感じました。



〇最後に


 極論を言えば、数日間スニッカーズ喰って持ちこたえる、だって良いはずです。体には悪いけど。

 緊急事態になった際のためにあらかじめ『食料はこうやって分配する』『水はこうやって節約する』『緊急時メニューはこれ』とか、アイディアをノートなどにまとめておくことが重要だと、今回改めて感じました。

 考えるだけならお金は要りません。

 考えておくのと、何も考えずに直面するのとでは大きく違います。

 オール電化なら万一のためにカセットガスコンロを用意しておく。水でインスタントラーメンを食べる練習をしておく。もしくはカセットガス1本で何L水を沸かすことができるかテストしておく。インスタント系の食材を使った非常メシの練習をしておく。これらはそんなに出費が必要なことではありません。

 何事も準備です。準備をすることで、いざという時に心の余裕をもって対処できることを願います。