比較してみたところ、変形ギター&ベースではない通常の形状のモデルであれば、GS414Bの方が安定性があり、オススメであることが分かりました。
安定性の理由や、GS412BとGS414Bの特徴と使い分けについて解説します。
〇HERCULES(ハーキュレス) GS412B PLUSについて
GS412Bはハーキュレスの得意とするヘッド部分のロック機構があり、ポールから伸びたステイでボディーを支える方式です。これにより、置くことができない変形ギターに対応している点が特徴です。
ポールの長さが自由に変更可能で、通常の形状のギター、ベース、アコースティックギターなどに幅広く対応します。
〇HERCULES(ハーキュレス) GS414B PLUSについて
GS414Bもヘッド部分にロック機構を備え、脚部分のスポンジでボディーを支えるスタンドです。
どちらかというとこちらの方が定番商品として取り扱いが多いです。GS412Bと同様にポールの長さを買えることができてギターとベースの両方に対応します。
〇HERCULES(ハーキュレス) GS412B PLUSが不安定な理由
不安定、といっても、通常使用の範囲では問題ありません。
ただ、ギターやベースがまっすぐに釣り下がっている状態になっており、重心位置が比較的に前寄りです。よって、後ろ側から少しぶつかると前に倒れこんでしまいやすいです。地震の時も同様ですよね。
また、まっすぐにロック部分にひっかけてやらないとステイ部分が斜めにぶつかったりします。
「ぶつかったりします」とは書いていますが、しばらく使っていてもこんな状態にはならなかったです。あくまで「最悪の状況ではこうなります」ということです。
〇HERCULES(ハーキュレス) GS412BとGS414Bでギターとベースに共用するなら
ベースの方がネックが長いので、ベースがギリギリ納まる程度にポールを伸ばします。
するとこんな感じで、ギターでも使用できるポールの長さになります。(もちろん、それぞれのネックの長さによって変化する) ギターがちょっと高い位置に置かれることになりますが十分に安定しています。
〇安定性が高いGS414B PLUSがおすすめ
変形ギターを所有していないのであれば、GS414Bがおすすめです。GS412Bも、他のメーカーのギタースタンドに比べて安定性もありますので悪くありません。
〇ただし、極論を言えば「このタイプのギタースタンドに絶対はない」
極論を言えば、このような一本を立てるギタースタンドでは、大きな地震が来たときには倒れてしまう可能性が高いです。絶対はありません。可能な限り保護したいのであれば、立てかけるタイプのギタースタンドが良いでしょう。
GS414B等のスタンドはちょい置き用と割り切っておき、3本スタンド+アダプターで5本立て対応にしておくことをおすすめします。というか、私はこれの導入を検討中です。結局安くつくのよ。