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2018/09/15

実検するおじさん

[レビュー]セイコーダイバーズ SKX013[ブラックボーイ ボーイズ]

先日、いろいろ悩んでブラックボーイボーイズサイズと呼ばれるセイコーダイバーズSKX013を購入したとお伝えしました。
セイコーダイバーズ ブラックボーイボーイズサイズSKX013レビュー
前回の記事は、他と比べて決めたという点に注目しましたので、今回はSKX013に注目して少し述べます。


※9/24更新
 アマゾンにて少量入荷しているようです。
SKX013ブレスモデルが入荷しています。


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〇はじめに


 シンプルで小型の時計を好む私ですが、夏場には大きめで防水性が期待できるダイバーズウォッチが欲しくなってきました。というわけで、以下の記事に示したように候補をいろいろあげて、それはもう、四六時中時計のことを考えて、SKX013を購入しました。
 その時の考えの履歴が以下の記事です。

セイコー ダイバーズウォッチが欲しかったので比較した話
セイコーダイバーズ比較その2[SBDC031とSBDC061の違い]

で、購入時に悩んで決めたという内容が以下になります。

[時計]いろいろ悩んでSKX013を買いました[SKX007 SKX009 SKX013比較]
(購入直前に悩んだモデルも併せて紹介しています)


〇ブラックボーイ ボーイズサイズSKX013

以前の記事で書いたように、ブラックボーイと呼ばれるセイコーダイバーズの定番モデルの小型版です。英語ではミッドサイズと書かれていることが多いようです。たしかに、スモールというには大きく、ちょうど良いサイズ感という意味でもミッドサイズというのは良く合っていると思います。

 ケース径は38mmでベルト幅は20mm。おおよそ、一昔前のビジネス時計の標準的なサイズに近似と言って良いでしょう。(最近はビジネスモデルでも40mmのモデルが増えました…)

文字盤はパッと見た感じブラックなのですが、ブラックボーイSKX007と見比べるとややグレーです。室内よりも屋外で太陽光に当たった時にグレーっぽさが良く分かります。

 ベゼルの幅が狭く小さめのベゼル上の文字など、なかなかバランスよく仕上げられていると思います。ケースサイドの張り出しも小さい、というかほとんどなく、リューズも4時位置に逃げている分、張り出しが小さくなっています。このことから、時計全体のまとまりが良く、ダイバーズでありがちな主張の強さは控えめです。サイズが小さいというのも影響しているでしょう。


〇SKX013のブレス


 ボーイと呼ばれるSKX007やSKX009、およびボーイズサイズSKX013はジュビリータイプと呼ばれる(で良いと思うのですが)ブレスレットになっています。ブレス、というとイメージされるオイスター型とは違って、小さな駒が連なっているタイプで、有名な物ではビジネスとフォーマル時計の雄 ROLEXデイトジャストがこのタイプです。ちなみに、ボーイシリーズに近い形状の昔のモデルはオイスタータイプの物があり、これを流用できたそうなのですが、現在は入手困難でサードパーティーで販売されています。(高いけど)

さて、このジュビリーブレスですが、昔流行ったということもあって、ちょっとノスタルジックな印象です。これはこれで悪くありません。ただし、構造上、また、安価なモデルであるため、捻じれやすく、軽いタッチで高級感はありません。
SKX013 セイコーダイバーズ ブレス
新品オイスターブレスならこうはならない

 定価は5万円程度とはいえ、流通価格は2~3万円といったところで安いので仕方ありませんが、ブレスの作りは価格なり、といったところです。

 ふにゃふにゃとしたブレスは置いた時は見栄えが悪いですが、身に着けてみると、ガッチリとしたブレスには無い、柔らかなタッチでフィット感がなかなか良いです。この辺りは時計のサイズとの関係もありますが、多少のねじれを許容してくれるブレスは好印象です。一点注意としては、私はタイト目に調整している、という点で、ルーズに調整しますと時計が暴れるといいますか、捻じれて留まることが多く、こうなると収まりが良いようには思いません。個人的にはタイトフィットをお勧めします。

SKX013 セイコーダイバーズ クラスプ

 クラスプ部分も価格なりといったところで、プレスの板の折り畳み式。ヒンジ部分は遊びも少なく、悪くないです。ただ、クラスプとつながるブレス側の穴がバネ棒に対して大きく、ちょっと遊びが大きいです。バネ棒を太くするか穴を細くすればしっかり感が出るのでは?と思わなくもないですが、なにか不都合があるのでしょうか?

 しかしこの印象は開いている時だけで、閉じてしまえばしっかりと勘合します。永くダイバーズを作ってきているセイコーなので、実用レベルとしては十分な性能や耐久性があると予想しています。

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〇SKX013の夜光


 ダイバーズウォッチの醍醐味でもある夜光もチェックしましょう。
SKX013 セイコーダイバーズ 夜光
さすが、といったところで、非常に明るく、デザインの工夫もあってか非常に見やすいです。欲を言えば、ベゼルの文字も夜光だったらなぁなんて思いますが、安価であることや、セイコーのダイバーズの多くはベゼルに夜光が無いことを考えると、まぁ仕方がないかなとも思います。

 光を十分にあてた直後は非常に明るいですが、その後は落ち着いてきます。ぼんやりと長く光る夜光で、スペックオタクとしては物足りなさがありますが、暗い所では少しの明かりでも十分に見やすくなるので、実用上は十分と思います。


〇最後に


 購入して満足しています。大きすぎず、半袖でも存在感がちょうど良い程度にあるといった具合で夏場に良いです。もちろん、大きなダイバーズも欲しいと感じますが、通年で考えると、長袖やジャケット着用時に引っかからないSKX013のサイズ感が使いやすいです。

 ダイバーズっぽさを控えめにしたのと引き換えに、ビジネスウォッチや小型のスポーツウォッチのような雰囲気を上手く取りこんだモデルになっていて、ブレス、ウレタンベルト、NATOストラップ、フォーマル寄りな革ベルトとマッチングの幅が広いです。色々とネットで画像を漁っていますが、目移りしてしまっています。

 そういう、懐の深いモデルになっているのがSKX013の魅力だと私は感じており、服装も、ラフなカジュアルからミリタリー、ジャケットスタイルにもマッチするのが、このSKX013の良さだと感じています。

 ストック状態のジュビリーとの相性も良く、革ベルト着用の写真を見ながら、『あ~こっちも良いけど、ノーマルも良いんだよなぁ』などと悩ましい声を上げている次第です。

 問題は入手難なんですよね。春先から夏に向かって在庫がどんどん売れてしまっていました。ウレタンストラップモデルは比較的入手しやすいです。ブレスに拘らなければ、ウレタンモデルを買って、革ベルトに替えるというのも手です。(SKX013 leather strapと検索すれば色々出てきます。) かなり格好良く仕上がるので、それで楽しむのもこの時計の良さを活かせているのではないかなぁ?と私は思います。


※9/24更新
 アマゾンにて少量入荷しているようです。
SKX013ブレスモデルが入荷しています。