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2017/06/05

実検するおじさん

【レビュー】AIKAQI S600i plus【イヤホン】

Amazonにて低価格で販売されているイヤホンの紹介です。
AIKAQIさんはイヤホンやヘッドホンのようなオーディオを中心に、周辺機器などを取りそろえるブランド(ショップ)です。イヤホンは2000円以下の価格帯が多く、他のアイテムも低価格な物が多くあります。今回はその中からS600i plusを紹介します。今回はAIKAQIさんよりサンプル品を提供いただきました。(AIKAQIストアフロント


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〇無理矢理一言雑感


 低音のパワフルさと中高音以上のキレで、低価格ながら満足度が高い


〇AIKAQI S600i plus 概観


 結構コンパクトな外装箱には丸いケースが入っていて、そこに入っています。イヤーピースも付属しています。このケースが結構しっかりとした良い物で、単品で買おうとすると数百円ぐらいになってしまいそうですので、お得感が高いですね。音量大小と再生&停止の3ボタンのリモコン兼マイクが付いています。iPod touchにて問題なく使用できました。

 今回取り上げる商品はこちらです。

 レビュー依頼を受けた際にやり取りしましたが反応も早かったですよ。Amazonのストアフロントはこちらです。(AIKAQIストアフロント


〇AIKAQI S600i plus レビュー



■全体の印象

 パンチのある低音ホン重低音~低音に量感があり、締まりとキレのある低音で、ノリと勢いがある。男性ボーカルはやや引っ込むが、高めの女性ボーカルは音抜けが良くなって、シンバルにかけて音抜けやキレが良くなる。要はドンシャリなのだが、低音の特徴を明示したくこのように判定した。
 繊細さや解像度は価格なりか少し良い程度だが、低音がかなり効いている割には特に聴こえにくい楽器というのが無く、低音の質の高さから、なかなか悪くないと思わせる仕上がり。


■各音域の印象

 重低音まで量感をもって出ており、低音は締まりがある。バスドラやベースのアタックも明瞭でキレがある。低音が強い音源では圧迫感が出るほど。全体の印象を決める程の量は出ているが、他もそこそこ明瞭なので、低音に完全に埋もれてしまうほどではない。低音が強い安いイヤホンにありがちな、低音が強くなるところで他の音域も飽和してしまうような感じが少なく、なかなか良い。

 スネアなどは音色によって印象が変わる。『パン!』という弾けるアタック音は、高音域に入ってきてキレがある。『ポン』と低めのアタックは弱めに感じる。この辺りに応答の凹凸があるようだ。

 ギターも先の凹凸の影響を受けて一概にいうのは難しいが、明瞭と言って良い範囲。やや丸まるもののエッジの効いた感じや、トーン絞り気味のダークな感じとを鳴らしわけているので悪くない。高音域まで入るソロなどは、抜けの良い領域に入ってキレが出て明瞭。バイオリンは音抜けは悪くないが、繊細な表現は苦手で響きも少ない。

   ボーカルは男性ボーカルは低めの音程だと低音域に埋もれぎみ。女性ボーカルは高音域にかかってきて明瞭になり音抜けが良い。低音と高音が派手なのでそちらの印象が強くなるが、女性ボーカルは曇ったり歪んだりした感じも少なく、表現自体は悪くない。また、やや柔らかい表現。低音の質との両立と価格比の性能を考えればなかなか良い。 

 シンバルの一番高い音はバッサリ落ちており、サスティーンは短い。そこよりやや低いシンバルの音は、分解能は低めだが明瞭でキレがある。結構刺さる音源とそうでない音源の差が大きい。この音域のキレがあるため、音全体が低音に潰されずに音抜けの良さが出ていて、アクセントになっている

大雑把な聴こえ方はミックスがボーカルが大きいのが前提で
バスドラ&ベース>ギター(高音側)>ボーカル≒シンバル
結構凹凸が大きめの印象で、同じ楽器でも印象が異なるため参考程度に。


■その他聴こえ方

 ソースの粗は感じにくい。音量も稼ぎやすくポータブル機やスマホに適する。
 周波数の凹凸が大きめでクセがあるが、勢いやノリのある雰囲気にまとめられている。低音域の強い音源では、音量にもよるが聴き疲れがある。高音も刺さりはあるが(音源の相性にもよるが)高音より先に低音の聴き疲れが気になる程度かと。タッチノイズはややある。


■お勧めできる人
 
 安価に低音の良く出るイヤホンを求める方に。中高音以上の表現もそれなりに明瞭かつ価格比で表現も悪くないし、締まりのある低音は価格以上のものを持っている。そのため、2000円以下の超低価格帯での強みがあり、選択する価値がある。


■お勧めできない人
 
 ボーカル域の音抜けは悪くないが、表現の繊細さなどを求めると厳しい。空間的な広がりは少なく、このあたりを重視するなら避けた方が良い。ただ、この価格帯で中音域の繊細さや空間的な広がりを求めると厳しいのでは?という思わなくもない。もちろん、低音の聴き疲れに弱い人は避けた方が無難。


■雑感

 一聴して、楽しさがあって悪くないじゃんと思った。低音がかなり効いている割には特に聴こえにくい楽器というのが無く、低音が強くなることと繊細な表現や分解能は厳しいと理解しておけば、トランペットやサックスを中心としたジャズなども悪くない。
 やはり得意なのは、EDMなどの低音に量感と勢いが必要かつ、クラップなどの中高音以上の音域にキレが必要な音源ではないだろうか?個人的にこういう音も好きなので『勢い全開でノリ良く聴きたい!』というときに使いたくなったりする。また、低音の力強さと高音のキレで、アクション映画系の試聴なども迫力が出てなかなか良い。
 慣れない人には低音がきつすぎたり、荒さがあったりするが、全体的に見て価格以上の仕事はしてくれるし、ケース付属のことを考えると、好みに合えば満足度は十分に高いだろう。


〇買い物かごの中身の評価


大雑把なお買い得度を評価する指標です。基準はこちらから。

お買い得度 ☆☆☆☆★
使い勝手  ☆☆☆☆★
お勧め度
  一般  ☆☆☆★★
  趣味人 ☆☆★★★

コメント

 お買い得度は1700円購入として判定。イヤホンの音質とマイク&リモコンだけで見れば☆3つと思うが、ケースが付属している点から☆4つへ。音量が稼ぎやすく小型で、マイク&3ボタンリモコンもあり使い勝手が良い。ケースがあるとかなり運用が楽なので☆4つ。たまに1200円ぐらいになることもあるようで、そうなれば文句なく☆4つ。
 お勧め度は、購入希望者の好みを聞かずに勧めるにはクセが強いと感じ☆3つ。低音の迫力と高音のキレの良さを求めて、安く済ませたいなら☆4つ付けても良い。趣味人は、サブ機を買うにしてももう少し予算を出せば選択肢も広がるだろうから、わざわざ選択する理由はやや弱く☆2つ。
 しかし、この価格でこの低音の質と中高音の抜けがあるのは十分に価値があり、超低価格の中でこのような特徴を求めているなら買って損は無い。低音の強ささえ許容できれば、対応する音楽ジャンルも決して狭くないように思う。


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