前回は、ネット英会話のメリットについてまとめました。今回は、ネット英会話のシステム面、言い換えれば、どのように受講するのかをまとめます。先生ってどうやって決まるの?とか、どうやって通信するの?とか、そのあたりを説明したいと思います。
大人の習い事(英会話)のラベルではシリーズとしてネット英会話の紹介をまとめています。ご興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。
なお、運営会社によってシステムは異なると思いますので、私が受講している産経オンライン英会話を例に説明します。記事を書くに当たり、他の会社も少しチェックしましたが、似たような感じでしたので、大きくは違わないかな?と思います。
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〇どうやって会話するの?
多くの運営会社ではSkypeを利用して音声通話を行うことで英会話を行います。SkypeはLINEなどと同じメッセンジャーソフトですね。というかLINEの元ネタのひとつですか。
文字でのやり取りの他に、音声と映像のやり取りが可能で、お互いの顔を見ながら会話することができます。
スマホやタブレットでもOKなようですが、私個人としては、通信が安定しているのと、テキストを見ながらや辞書を調べるのに便利なPCで受講しています。
Skypeを利用するためにはネット回線と音声と映像をやり取りできる機器が必要です。ノートPCの場合は、カメラが内蔵されていることが多いですが、デスクトップPCの場合は別途必要かなと思います。音声入出力をするためのマイクとスピーカー(もしくはヘッドホンやイヤホン)ですが、多くの場合はヘッドセットを使うことが多いかな?と思います。
こんなのですね。
私は、以前レビューしたように、スタンドマイク(BSHSM05BK)とイヤホン(カルボテノーレ)を使用しています。ちなみにカメラはこちら(Logicool C270)。選んだ理由はレビューに記載しましたが、個人的にはスタンドマイクとイヤホンの組み合わせはやりやすいですし、マイクは非常にクリアでノイズは無いと先生に評価いただきました。
〇予約について
このあたりは運営会社によって異なると思います。とりあえず説明しますが参考程度に。以下は産経オンライン英会話についてです。
とりあえず予定が合う先生を探す手もありますが、私の方法(たぶん運営の推奨)を説明しましょう。
サイトには先生一覧(プロフィール)が掲載されています。色々条件を付けて選ぶことができますが、とりあえず色々な先生のプロフィールを見ます。そこには先生のプロフィール写真と自己紹介文、(先生によっては)運営会社からの日本語の推薦文、自己紹介ビデオ(音声メッセージ)が公開されています。併せて、先生が対応可能なレベル(高難易度なビジネス会話がOKか?など)と日本語対応が可能かどうかが記載されています。
これらを見たり、自己紹介の音声メッセージを聞いて、気に入った先生を『お気に入り』として登録しておきます。個人的には色々な先生の音声メッセージの発音を聞いて、聞き取りやすい、比較的ゆっくりな先生を選んでいます。また、そのページには先生の直近の予定(開講余予定)が載っています。先生によって午前の早い時間帯や日中、夜の遅い時間が多い先生など、先生の都合によって偏りがありますので、自分が受講したい時間に多く待機している先生を選ぶの良いでしょう。
お気に入りの先生を選んだら予約ページで、自分の都合の良い時間で待機している先生を指定し予約します。この際、どのレベルのテキストで、どの項目が良いか指定しておきます。これで受講の準備は完了です。
〇受講について
Skypeにログインして待っておけば、時間になれば先生からコールがあります。それを受けてレッスンスタートです。
先生によって異なりますが、最初に簡単な挨拶をして、今日はどうだった?仕事はどうだった?週末は何かしましたか?などと会話をします。時間にして5分弱でしょうか。
それが終われば、指定しておいたテキストに沿って、本文を読んだり、例文を作ったりしてレッスンをします。一応、時間内をフリートークをするという指定もできますが、私の英語力では30分間も持続できそうにないので試したことは無いですね。
また、産経オンライン英会話ではTOEIC対策テキストというのも用意されていますが、別料金なのと、自分から話す練習をしたいので、こちらも試したことがないです。
30分と書きましたが正確には25分で、多少オーバーしてもOKぐらいのイメージです。レッスンは30分毎にスタートするので、30分ギリギリだと先生が次のレッスンに影響が出てしまうので、5分はバッファというイメージです。
レッスンが終了したらフィードバックのメッセージが届きます。この辺りは先生によってクオリティーが違って、かなり細かく『ここはこういう発音』『こう表現すべきだった』と書いてくれる先生から、テキストの内容を簡単におさらいする程度の先生まで、差があります。
ちなみにキャンセルは、産経オンライン英会話ではレッスンスタート1時間前まで受け付けてくれるそうです。個人的には、先生の心証が悪くなりそうで、できるだけキャンセルしたくないですね(苦笑)
(※ちなみにインフルエンザでぶっ倒れた時はキャンセルしました。で、次のレッスンの時に『この前はヘビーコールドでぶっ倒れたぜ!ハッハッハッ』と話題にしました。)
〇先生について
こちらも運営会社によってだいぶ異なりますが、産経オンライン英会話ではフィリピンに在住する英語レベルが高い人を採用しています。
フィリピンの英語レベルは非常に高いというのが売り文句で、アメリカの企業がアメリカ人向けのコールセンターをフィリピンに置いておくほどだそうです。実際、かなり聞き取りやすく、基本に忠実な英語を話すなぁ~という印象を受けました。
また、そのようなコールセンターで働いている人が先生をしていることもあり、そのような先生は特に聞き取りやすく、丁寧です。発音が良いのももちろんですが、分かりやすい間とか、相手の理解度を計りながら話すのが上手いような印象を受けます。こちらが少し詰まったり、反応が悪いと、別の表現で話してくれるなどのフォローが良いです。
産経オンライン英会話では、全体的にレベルの高いフィリピンにおいて、さらに厳しい採用基準を用意して、質の高い講師を用意しているのを売りにしています。他の会社を試したわけではないですが、綺麗な発音を聞くとPRするだけのことはあるな、と思います。英語の聞き取り能力が比較的低い私でも、単品で売っている英語教材の発音に近いのを感じ取れます。
また、英語力の高さだけではなくて、その採用においては、相手へのサービス精神の高さやフレンドリーさも基準にあるような気がしますね。何人かの先生で受講しましたが、みなさん、非常に話しやすく親身です。この辺りはフィリピンの国民性もあるのかな?とも思いますが。
先生は、自宅で待機しています。これも運営会社によって異なると思います。各自、自宅から自宅のネット環境でアクセスするのですが、先生の住んでいる場所によっては、ネットの通信品質にややバラつきがあるように感じます。機材も個人持ちなのか、バラつきがあり、かなりクリアーな映像の先生とか、ややノイジーな音声の先生がいるのも確かです。もちろん、支障があるほどではありません。
〇ちなみに人気の先生とは…
先ほど、プロフィールを見ながら『お気に入り』の先生を探すと書きましたが、人気の先生というのは確かにいます。待機時間を設定していても、すぐに予約が埋まっていて予約が取れない!という先生がいるのです。
このプロフィールというのが重要なようで、ギターが好きな先生はギターを弾いている写真をプロフィールの中に1枚入れておいたり、日本文化に触れている様子の写真を混ぜて置いたりしています。親近感を持ってもらって、ということだと思います。確かに、同じ趣味の先生だとフリートークもしやすいですからね。
そんなこんなで先生を選ぶのですが、実際に人気の先生の特徴は、日本語が少し話せたり、親身で話しやすいですよ!と推薦されている先生だったりします。そして何より写真写りが良い女性の先生は予約が埋まるのがすげー速い!おっさんの下心が見え見えですね。
え?私ですか?女性の先生を優先的に選んでますよ。TOEICとかでも実感できるように、女性の高い声の方が圧倒的に聞き取りやすいんですよ。(ん?何か?)
〇まとめ
今回はまとめるような内容もなく、一連の流れを追っただけなのですが、いかがだったでしょうか?受講に関してはシステマティックに上手く作られていると思います。面倒なところはほとんどありません。
このあたりの分かりやすさも、チャレンジしやすさにつながっているのかな?と思います。この辺のシステム面については、各社特色を出して魅力づくりとしているかもしれませんので、いろいろ調べてみると面白いかもしれませんね。
大人の習い事(英会話)のラベルではシリーズとしてネット英会話の紹介をまとめています。ご興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。
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