気に入っています。
〇過去のサンプル品のインプレッション
細かな感想はこちらにたっぷりと記載しています。
HIFIMAN ANANDAは中高音鮮やかなバランスで、低音域から高音にかけて非常に明瞭で質の高いサウンドを聴かせてくれるポテンシャルの高さがあります。また、鳴らしやすく使いやすい点も高評価です。良さが分かりやすく、初めて高級機を検討しようという人にもお勧めできます。
〇購入してから印象が変わったことはある?
まず、お借りしたサンプル品は既に慣らし運転済み品だったため、新品状態と音が異なりました。新品状態は低音が出ず、ボーカル域も変なクセがある状態でした。そこから40時間程度駆動させると本領を発揮するようになりました。
また、以前のインプレッションでは、使用していたアンプが十分なものではありませんでした。それでもそこそこ鳴らすことができていたので、ANANDAの薄い平面振動版のおかげでしょう。これを、aune audio X1s GTで駆動することにしました。
X1s GTは、駆動力が高く、はっきりと厚みがあって温かみのあるサウンドです。
そのため、以前はかなり鮮やかな印象でしたが、X1s GTで駆動することで締まりがあって厚みのある低音と、やや柔らかながら鮮やかさもある中高音域を慣らしてくれます。鮮明で鋭い方向ではなくて、すこし柔らかくて、もやもやしない程度に鮮やかさやキレがある印象です。
X1s GTはヘッドホンの組み合わせを選ぶタイプのアンプであるように思います。そういう視点でHIFIMAN ANDANDAは、ノリが良く、聴いていて楽しい良いバランスだと思います。
インプレッションした当時は約10万円でしたが、現在は税込み定価7万7000円です。楽天のセールなどのポイント還元をうまく使えば6万円程度になる可能性があります。6.5万円でこのサウンドならお買い得だと思います。そもそも「10万円でこのサウンドは価値がある」と言われていましたらからね。