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2019/06/21

実検するおじさん

KP41エラーが出て電源を交換したお話[解決したっぽい]

PCの画面が突然ブチッと消える心臓に悪い不調が出て、色々調べて電源を交換しました、というお話です。

ANTEC NeoECO Gold NE750Gを買いました
Kernel Power 41というエラーから考えられる原因は複数ありますが、詳細を見ると原因が絞れる可能性があります。

そこで、今回現れた症状とエラーログについて紹介し、電源を交換しようと考えた理由を説明します。また、ANTEC NeoECO Gold NE750Gについても少し紹介します。






〇状況のおさらい


 私は5年ほど前に自作したデスクトップPCを使用しており、そろそろSSDも電源も経年劣化が怖いなぁと思っておりました。

 そんな中で、何の前触れもなくブチッと電源が落ちてしまう症状が出ました。経緯を並べますと…

状況1
 1年前に近くに雷が落ちて瞬停した。その後、電源が切れる不調が2度ほど出たが、それ以降は問題が無かった。(なので様子を見た)

状況2
 1週間ほど前に同じく雷が落ちて瞬停した。同じく電源が切れる不調が出た。

状況3
 状況2の後、電源が切れる不調が立て続けに発生した。

状況4
 エラーログを見るとKernel Power 41というエラーが出ていた。

状況5
 不安定な動作が出るようになった。具体的には、プチフリーズのような症状が出て、ブラウザがクラッシュする等。



〇電源が原因と考えた理由


 Kernel Power 41のエラーでPCが落ちるのは通称KP41病と呼ばれており、原因はいくつか考えられるようです。(メモリとかドライバとか)

 ここでもう少し詳しく調べました。エラーログは、[コンピューター]で右クリック→[管理]で情報を閲覧できるようになり、出てきたウィンドウで[イベントビューアー]を選択すると見れます。KP41は重大に分類されます。

Kernel Power 41(KP41)のエラー画面
これだけでは分からないので、詳細のタブを開くと…
と詳しいログが見れます。

 BugcheckCodeおよびPowerButtonTimestampが共に0となっています。

 何かが発生してPCを強制終了したりすると、完全に終了してしまう前に『なぜ強制終了すると判断したのか?』を記録しておく、という機能があります。この時に、詳しい情報が上記の2点に記録されるはずです。

 しかし今回は何も書き込めずに終了してしまっていることになります。

 つまり、ざっくりと言うと、なにも対処する暇もなくブチッと切るしかなかった、ということになります。電源を引っこ抜いたりすると同様の状況になるかもしれませんが、今回はそういうことをしていませんので、電源が怪しいのではないか?と判断しました。



〇電源をさっさと交換した理由


 先にも書いた通り、そろそろ電源がダメになってもおかしくないと考えていました。ログを見る限りメモリやSSDが不調になった感じはありません。電源であれば、次にPCを組み直す際も流用できますから、買って損は無いと考えました。

 また、関係あるか判断が難しいですが、ブラウザのクラッシュが電源周りからの(リレーかな?)音が出るタイミングと関係がありそうでした。ブラウザのクラッシュはこれまでゼロではありませんでしたが、今回の強制終了が増えたタイミングから頻度が非常に高く、電源が不安定になったことが原因ではないか?とも考えました。

 一般的な電気機器系の考えを当てはめるなら、電源が故障すると異常な電圧を出してしまい、ただでさえ繊細なCPUやマザーボードに過電圧が掛かってPC内の部品が全滅してしまう危険性も高いです。普段は「もうちょっと様子を見よう」と考えがちな私ですが、思い切って交換しました。



〇購入したのはANTEC NeoECO Gold NE750G


 さて、自作PC部品界隈には疎いですので、評価が高い無難な奴を…と選びました。これまで使用していたものは650Wで、それなりに十分な容量だったので同等以上を選択しました。

 ANTEC NeoECO Gold NE750Gは価格comにて最も評価が高い物で、価格もちょい高め、ぐらいの立ち位置になります。

 ちなみに750Wを選択した理由は、750Wもそれよりも小さな容量のものも価格がそんなに変わらないため、ここは少し大きめに…と選びました。大きければ良い訳でもないようですが、これぐらいの差であれば問題ないでしょう。

80PLUS Gold認証とは、80PLUSが変換効率が良い(発熱が小さい)ことを示しており、Gold認証が高い負荷率でも高効率を維持できることを示しています。

 それにこの商品は、高耐久性を狙って設計されており、7年の長期保証が付いています。自信の表れですね。


 配線は、筐体から直接出ているケーブルの1/3ぐらいを使用し、BDドライブ、HDD、SSD、ファンへの配線が1本にまとまったケーブルを追加で挿し込んで組み立てました。



〇交換した結果


 交換後数時間動作させて、この記事を書いています。数週間テストしたら、経過をこの記事に追記します。

・電源切れは発生しなくなった
・電源がちょっと静かになった

 というわけで、解決したのではないかな?と考えています。

 今回のような、たまに起きるトラブルが完璧に治った、と判断することは非常に難しいです。たまたま発生していないだけかもしれませんし。ただ、以前のような不安定な挙動が出ていないので、トラブルが解消した確率は結構高いと考えています。

※追記
 5日ほど様子を見ました。突然の電源切れは無くなりました。しかしブラウザのクラッシュは何度か発生しました。

 引き続き調査した結果、使用しているメモリ4枚中1枚(or2枚)に故障があることが判明しました。メモリの一部をアプリにて仮想のパーティションとして使っており、そこをブラウザのキャッシュに使用していることから、メモリの故障→ブラウザのクラッシュの原因だったと考えています。
 ここで電源は壊れていなかったのか?(メモリの故障だけだったか?)は判断が付きかねますが、電源を交換して電源切れが無くなったことと、電源切れが発生してからブラウザのクラッシュが頻発するようになったことから、電源の不調がメモリを壊した、と考えています。(このあたりは、どうやって自分を納得させるか、という程度の話ですが…)



〇最後に


 電源は交換しても、画質が上がるわけでも動作が速くなるわけでもなく、費用対効果が見えにくい部品です。交換してよかった!なんてことも分かりにくいですね。なので交換をためらいがちですが、大学時代の先生がこういうことも言っていました。

『電源をケチる奴はバカだ』

 電気系の設計において確かにそうです。新しい・高品質な電源に交換することで悪くなることは無いので、もしかしたら?という心当たりがある人、もしくは新規にPCを作ろうと思っている人は、今回紹介したANTECあたりをおごってやるのが良いのでは?と思います。

 さぁこれで安心してブログを更新するぞー。