↓他の記事も読みたい方はこちら
サイトマップと管理人ご挨拶
画像・記事の二次利用も上記まで
※当サイトはAmazonアフィリエイト、Google Adsense、楽天アフィリエイトによる公告を掲載し、収入を得ています。

2020/07/18

実検するおじさん

[一週間前編]第一種衛生管理者試験受験の直前対策[合格経験談]

第一種衛生管理者試験に合格できましたので、その経験を元に『やるべきこと』をまとめました。今回は一週間前編です。
一週間の勉強だけで、なんとかなる内容ではありませんが、一週間前に効率よくフォローすることが合格への必要条件だと感じます。それに、本番で「気になっていたけどチェックし忘れた!」ってのは悲しいものです。

そこで、私が「これは押さえておいた方が良いと感じた」ポイントや、取り組み方をまとめました。

関連記事




〇第一種衛生管理者試験で重要なこと


 攻略の最重要ポイントは『広い知識を得ること』『取りこぼしを減らすこと』です。試験の合格基準は『各科目ごとに正答率40%以上かつ合計60%以上』。一点突破が不可能で、まんべんなく得点する必要があります。

 一つ一つの問題は対策が簡単ですが、直前にすべてをフォローするのは困難です。ですので、直前の見直しでどれだけ効率よく全体をカバーできるか?が重要になります。



〇メインの勉強法


 ↓の4年分8回の過去問本をベースに勉強しました。
 過去問の解説は、それなりに充実していますが不足もありますので、ネットで調べながら勉強しました。

 また、直近2回の公開問題にも取り組みました。
 

 これらだけだと、体系的にまとまった資料が無いため、テキストは有った方が勉強しやすいと感じました。
 進め方は自由ですが、私は『ある科目(ジャンル)を4年分解きなおして、勉強しなおす』『その科目を4年分終わったら、次の科目に進む』とやって、一通り過去問をやり直しました。

 これを試験1週間前までに完了させるのを目標に取り組みました。



〇直前1週間の勉強方法


 苦手なところをつぶしてゆきます。
 ここまで、各科目全体を勉強してきたはずなので、何を覚えていないかが分かっているはずです。そこをフォローしてゆきます。
 
 重点的にフォローすべきポイントは、ざっくり以下です。

・衛生管理者や産業医の任命条件
・規格準拠が必要な保護具
・環境測定の周期
・(排気装置などの)点検周期
・立ち入りを制限すべき場所
・酸欠作業
・健康管理手帳の交付ルール
・作業場所の明るさやVDT関連
・危険な物質の状態(蒸気はどれ?)
・危険な物質による健康被害
・防毒マスクの種類
・局所排気装置のダクトの種類と特性
・健康診断のルール
・健康診断時にチェックされる物質
・衛生管理者、衛生委員会のお仕事
・メンタルヘルスを守る仕組み
・面談の実施ルール
・建物や施設が守るべきルール
 (天井高さなど)
・育児に関するルール
・有給の発生日数とルール
・応急処置やケガの基礎知識
・呼吸や血液循環の基礎知識
・眼の構造
・食中毒の種類(細菌の名前)
・ホルモンと効果
・消化酵素


色々と勉強しながら、前日や試験直前に見直すポイントをピックアップしておくと、直前で焦ったりしません。



〇追加で勉強すべきポイント


 過去問だけだとカバーできないポイントについて紹介します。最近の出題傾向が過去と変わっているのか、追加で勉強しておいた方がよいです。それをフォローする方法は、参考書で勉強するか、法令や労働衛生の解説サイトを読んでいけばよいです。

・製造禁止物質の名前
・特定化学物質の名前

・有給の発生日数とルール
 参考資料

 それぞれ、過去の問題では出題が少なく、2019~2020年では出題頻度が高いので押さえておきましょう。有給休暇は正規雇用のパターンは過去から出題されていますが、非正規や出勤日数が少ないパターンが、最近では出題されています。しっかりと調べておきましょう。

 以上の内容は、過去問に書き込んでおくか、ノートにまとめておくとよいでしょう。


〇本番で役立つテクニック


 問題用紙に積極的に記入することを推奨しています。記入する内容は、問題文の『該当するもの』『該当しないもの』『間違っているもの』『省略できないものに該当しないもの』など答えるべきものの部分に線を引いて分かりやすくします。これをやる前はかなりミスがありました。必ずやりましょう!






〇合格への道筋を明確化しておく


 試験中は、回答に自信が有る問題と、自信が無い問題、微妙な問題を書き込んでおくことを推奨します。練習のためにも、勉強中にもやっておくと良いです。(後でフォローしやすくなるし)

 この自信の有無を基準に、試験中に大雑把な自己採点をしてゆきます。

 合格基準は、各科目ごとに40%以上かつ合計60%以上を取る必要があります。とりあえず、各科目で40%分の自信があるか確認していきましょう。自分は労働生理の正答率が高い人なので、各科目が40%を切らなければ合格できると考えていました。

 皆さんも、問題を解きながら正答率を推定する練習をしておいてください。

 ある科目の正答率が40%って、解いている際の心境としては非常に不安です。ほとんど分からんって感じです。そうなると焦ってミスも出ます。ここで『実は50%ぐらい取れそうだし、全体で見れば合格圏内!』と思えることは落ち着きに繋がり、結果的に合格への道となります。落ち着くための術を身に着けておくというのが、このポイントです。



〇最後に


 覚えることが多いので、出題頻度が高い内容を重点的に、そして、重点的に手当てしないと得点に結びつきにくい内容をピックアップしました。

 ピックアップした内容を直前の見直しポイントとしてまとめておけば、直前の再チェックの効率を最大限高めることができます。そういう意味でも、ぜひ、自分なりにまとめておきましょう。

 合格のために重要なポイントは、テスト中に落ち着くことです。落ち着くためには、(たとえ間違いがあっても)自信を持つ必要があります。ある程度の間違いは許容できる合格ラインなので、取り乱して点数を失うことの方が怖いです。
 落ち着くためには、しっかりとした準備をするほかにありません。

 みなさんも合格できますように…。

関連記事