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2020/04/12

実検するおじさん

[前日・当日編]第一種衛生管理者試験受験の直前対策[合格経験談]

第一種衛生管理者試験に合格できましたので、その経験を元に『やるべきこと』をまとめました。今回は前日と当日編です。
勉強なので、前日までの数週間にわたる取り組みが結果に繋がるのですが、内容が多岐にわたり、ちょっとしたミスが致命傷になる第一種衛生管理者試験ですので、直前の準備も重要になってきます。

その辺りをまとめます。

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〇第一種衛生管理者試験で重要なこと


 攻略の最重要ポイントは『広い知識を得ること』『取りこぼしを減らすこと』です。試験の合格基準は『各科目ごとに正答率40%以上かつ合計60%以上』。一点突破が不可能で、まんべんなく得点する必要があります。

 一つ一つの問題は対策が簡単ですが、直前にすべてをフォローするのは困難です。ですので、直前の見直しでどれだけ効率よく全体をカバーできるか?が重要になります。



〇前日までにやっておきたいこと


 合格したいと思う人はギリギリまで勉強したいと思うのが心情でしょう。

 しかしその前に、試験会場までの道のりを調べましょう。

☆会場までのアクセスを再度確認する

 各安全衛生技術センターは、電車で行くのには不便な場所にあります。電車の場合は乗り継ぎに失敗すると、かなりピンチになりますから、余裕をもって到着することを心がけましょう。

 また、当日の試験は、15分前からマークシートや問題が配布されて、最終チェックなどが出来なくなります。ですので、30分前到着ですと『到着→試験会場となる部屋に入る→筆記用具などを出す→トイレなど行く→15分前』となって、何もできないです。最後に確認時間を取りたい人は、試験開始の最低1時間前には到着するように旅程を組んでください。


☆筆記用具

 鉛筆が推奨されていますが、シャープペンシルでもOKです。マークが小さいので、どちらかというとシャープペンシルの方が塗りやすいかもしれません。濃い目のHB~Bあたりを用意しておきましょう。



☆最近の試験問題を確認する

 公式さんより、最近の試験問題が公開されています。

⇒公式:公表試験問題

 ここには出ていない、レア問題や新傾向って結構多いですが、この中から(多少変更が加わった)数問は出題されるので、正答率9.5割を目指してやっておきましょう。

 この公表試験問題には解説が無いので、不明点は調べておいた方が良いです。ですので、前日よりも前に、これをベースに勉強しておいて、前日は見直しするのがベストです。





☆最後にチェックするポイントを絞る

 道中や直前に再確認できることは限られています。ですので、自分の不得意分野で見直すべきポイントをリストアップしておきましょう。



☆早めに寝ましょう

 ポテンシャルを発揮するために早めに寝ましょう。



〇当日にやりたいこと


☆電車移動なら参考書を読みながら…

 前日にピックアップしておいた最終チェックポイントを見直しましょう。また、最近の公表試験問題も見直してきましょう。


☆飲み物も用意しておきましょう

 センターによって変わるかもしれませんが、少なくとも関西と中部では、蓋の付いた飲み物は持ち込み可能でした。試験途中に心を落ち着かせるために用意しておきましょう。(後述します。)


〇試験が始まったら


☆問題に書き込む

 問題用紙に、回答したい番号にチェックを入れ、それをマークしましょう。見直す際に便利です。

 また選択すべき項目について問題文では、『該当するもの』『該当しないもの』『間違っているもの』『省略できないものに該当しないもの』等と、バリエーションがあって紛らわしいので、その部分に線を引いて確認しましょう。

 各選択肢の内、自信を持てるポイント、例えば、第2類の物質を第1類と書いてあるのが分かったりしたら、そこに線を引いて目立つようにしましょう。そして、選択肢の記述が合っているか誤っているか〇×を付けておきましょう。これで絞り込んでいきます。

 自信が無い問題、もしくは自信がある問題のどちらかをメモしておくと良いでしょう。



☆落ち着きましょう。

 おそらくあなたの目の前には、見たこともない問題形式、見たこともない物質名、設備名が並んでいるはずです。2019年の段階で、以前の問題より難しくなっているのを感じます。

 ヤバいと思ったら、飲み物を飲んで落ち着いてください。


☆ひと通り終わったら見直し

 必ず見直ししましょう。
 私は3回ぐらい見直しをして、『該当しないもの』をマークすべきところを『該当するもの』にマークした1問と、単純なマークミスが1問ありました。

 先にも書きましたが、分からない問題が出ると焦りますから、その焦りからミスが出たと考えています。

 試験開始1時間後だったか、解き終わった人は途中退場ができるようになります。このタイミングで一斉に退場者が出て会場がザワザワしますが、このタイミングで退場するのは止めましょう。退場者が減って、会場が静かになってきたところで、もう一度見直すのです。





☆どれぐらい取れているか知る

 先に書いた、自信が有るか無いかをベースに、どれぐらい取れているか採点してみます。

 合格基準は、各科目ごとに40%以上かつ合計60%以上を取る必要があります。とりあえず、各科目で40%分の自信があるか確認していきましょう。自分は労働生理の正答率が高い人なので、各科目が40%を切らなければ合格できると考えていました。
 ある科目の正答率が40%って、解いている際の心境としては非常に不安です。ほとんど分からんって感じです。そうなると焦ってミスも出ます。ここで『実は50%ぐらい取れそうだし、全体で見れば合格圏内!』と思えることは落ち着きに繋がり、結果的に合格への道となります。

 え?40%も取れそうにない? 準備不足だよ!!




〇最後に


 数週間前までの十分な準備が重要なのは間違いありませんが、お仕事の都合でそんなにゆっくりと勉強できない人も多いかと思います。ですので、テスト直前に見直す際の効率を最大限高めるためのアドバイスをまとめてみました。
 また、苦手や難しい問題の多い科目において1問のミスは致命傷となりかねない試験になるため、ミスを減らすためのアドバイスも記載しました。

 重要なポイントは、テスト中に落ち着くことです。私は落ち着いて見直すことで2問のミスに気が付くことができました。見直しは重要です。

 みなさんも合格できますように…。

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