〇タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130(KAT-A131)について
タイガーの魔法瓶技術を活用して断熱性を高めたコンベクションオーブンです。上に黒遠赤ヒーター、下に2本のヒーターを備えます。温度制御が可能で、食パントーストの焼き具合調整ノブと、食パン1~3枚モード+冷凍食パン1~3枚モードときめ細やかな調整ができます。基本はオーブンなので、ピザやグラタンなど様々なモードが用意されています。
料理が得意な方はいろいろと使うことができるでしょうが、私はトースターとしてだけでも十分に満足しています。それぐらい美味しいトーストが焼けます。
〇旧型とKAT-A130とKAT-A131の違い
KAT-A130とKAT-A131は、型番が違うだけで同じものだそうです。それより旧型のモデルとKAT-A131の大きな違いは、黒遠赤ヒーターが新採用されたことです。黒遠赤ヒーターは中ふっくらで外パリッとした焼き色を付けてくれます。これが想像以上に良かった。
旧型ではこうはいかなかったのです。
そもそもタイガーのコンベクションオーブンは「ムラなく綺麗においしいトーストが焼ける高コスパ品!」と高い評価を得ていたので購入したわけなのですが、黒遠赤ヒーターによってもう一歩抜きん出たように感じます。
〇KAT-A130(KAT-A131)のおすすめの使い方
トースターとして、より美味しくトーストを焼くことに注目します。KAT-A130の温度調整機能はそこそこ優秀ですが、周囲の気温によって焼き具合にバラツキが出ます。また、じっくりと温度が上昇するとパンの中の水分が逃げがちです。そこで、予熱しておくことをお勧めします。個人的には160℃程度で3~5分の予熱をすると良い感じです。そこまでは無駄も多いので、80℃設定で少し温めておくだけでも季節による温度の差が是正されて焼き具合が安定します。
買ってきた状態のパンは徐々に水分が抜けてゆきます。それによってカスカスになってゆきます。私は買ってきたらすぐに冷凍するようにしていますが、それでも水分は抜けてゆきます。そこで、それを補ってやるのが良いです。
高級トースターのトレンドは、この点に注目していて、水蒸気を充満させて焼くスタイルです。専用品は水タンクがあって庫内に水が供給されて加熱されるのですが、KAT-A130はそのような機能がありません。そこで、以下のようなアイテムを使うとよいです。
私は別のレンジに付属してきた加熱対応の皿に水を入れて一緒に加熱しています。
この場合、100℃以上、自分は160℃以上の設定で3~4分予熱して水蒸気を充満させ、そこから焼いています。焦げ具合が予熱具合に左右されるので、焼き色を見守りながら待つ方が良いです。
これが本当に効果的です。まず、取り出すときに違いを感じます。水分量が多いために熱容量が大きいのか、持った時にいつもよりも熱いです。かなり熱い。外はカリカリで、そして手でちぎったときに湯気が立つほどしっとりです。
そのほかにも、例えば「御座候」を、レンジで軽く温めてから140℃ぐらいでじっくりと加熱するとカリカリで熱々で焦げていない状態にできます。お餅も得意です。冷凍した大型のパン(バケットなど)も、150℃程度なら焦げずに加熱できます。その際に上記の加水する器具はあった方が良いです。水分が飛び過ぎてカリカリになりすぎるので。そういったことが得意な点も、コンベクションオーブンとして温度調整が得意な点が活きています。
〇特に「朝にトースト」派はトースターにお金をかける価値があります
3~4万円するならためらいますが、タイガーのKAT-A131は2万円でお釣りが来ます。ポイント還元を利用すれば1.5万円ぐらいになる可能性もあります。その効果は高く、毎日、美味しいトーストを食べられています。これって、結構QOLが上がりますよ。
まず最初に、だまされたと思って上記の素焼きの水を加熱するためのグッズを試してみることをお勧めします。これだけでも結構な効果があります。
これを経験してもらって、さらにおいしくしてみたい!と思ったら、導入を検討してみても良いと思います。