↓他の記事も読みたい方はこちら
サイトマップと管理人ご挨拶
画像・記事の二次利用も上記まで
※当サイトはAmazonアフィリエイト、Google Adsense、楽天アフィリエイトによる公告を掲載し、収入を得ています。

2022/09/11

実検するおじさん

JHSの3 Seriesの全モデルの特徴と元ネタをまとめた

練習しろよと思いながらエフェクターを物色しています。
その中で比較的新しいJHS Pedalsの3 Seriesが気になりました。

JHSは完全にオリジナルな製品もあるみたいですが、レジェンダリーなモデルをJHSなりの改良を加えたモデルを多くリリースしています。ということで3 Seriesの元ネタが気になってきます。

 そこで今回はJHS 3 Seriesの元ネタについて調査したので紹介します。



〇JHS Pedalsと3 Seriesについて


 代表のJoshが楽器店で働いている時に、IbanezのTS9のカスタムをしたのがJHSの始まりです。そのカスタムが人気を呼び、各種カスタムペダルの製作と、レジェンダリーなペダル(マーシャルのブルースブレイカー等)を元にした商品を製作し始めました。

 JHSの製品はサウンドメイキングが上手く、高品質で人気を呼びました。また、各製品のバージョンアップも続けられています。ヒネリ(?)の効いたネーミングやイラスト、特徴的なカラーも製品の特長です。

 3 Seriesは、同じデザインに同じ操作系を与え、シンプルで格好良いけど味気ないとも言える真っ白な筐体が与えられました。

 Joshの発言を取りまとめていると3シリーズは「そのジャンルのペダルを持っていなかったら、最初の一台にオススメすべきものを作る」「そしてそれを安価に提供する」ことがコンセプトのようです。



〇3シリーズ オーバードライブの元ネタとモーニンググローリーとの違い


 今回、この記事を書こうと思ったきっかけのオーバードライブ。

 元ネタはHaoのRumble ODS。ODSはモデルチェンジでModになるのですが、こちらの元ネタは古い方。Rumble ODSは有名なダンブルアンプをドライブするために開発された物です。
 開発者の鳥居さんはダンブルマニアで、低音がシッカリと出るアンプにドライブ感と高音のキレを加えることがODSのコンセプトだったそうです。(2008年頃にmixiに鳥居さんがいらっしゃって、そのコミュニティーを読んでいたんですよ。)

 鳥居さんはHaoからGuyatoneに移籍するのですが、その頃にODSはModにモデルチェンジ。Haoを展開する会社の社長が(アメリカ市場の要望を受け入れたりして)変更を加えさせた結果、「低音マシで全く違うキャラになってしまった(ギターのことを分かってないくせに!!)」と鳥居さんはお怒りでした(苦笑) こういう怒りが移籍の理由だったらしい。
 全く違うというのはコダワリの強い鳥居さんだから感じる差なのか、素人でもそう思うのか分かりませんでしたが、とにかく違うらしい。


 Joshは鳥居さんと繋がりがあり、3シリーズの開発に合わせて連絡を取り、アイディアの使用許可を取ったそうです。鳥居さん的にも、嫌いな人が奪っていったお気に入りペダルが日の目を見て嬉しいのでは?と想像されます。


 JHSがオーバードライブを作る!と聞くと、チューブスクリーマーTS9か、モーニンググローリー(ブルースブレイカーがベース)を思い出しますが、それとはまったく異なる出自となります。




〇3シリーズ スクリーマーの元ネタとモーニンググローリーとの違い


 名前通りチューブスクリーマーです。とはいえ色々とあります。Joshは、TS9はSRVが愛用したレジェンダリーな1983年製TS9も、現行TS9も、Ibanezの素晴らしいエンジニアリングのおかげで変わらぬサウンドを実現しているので、レジェンダリーなTS9が欲しければ現行TS9を買え!と言っています。(根拠) Joshは、TS9の使い勝手をより向上させるためのMODを加えて名を挙げるわけですが、今回のスクリーマーはJHSの最初MODである、TS9 ストロングMODです。



〇3シリーズ ディストーションの元ネタ


 これはもう、ラットだよ!とのこと。Joshの考えとしては、ICの違いとかね、ヴィンテージがどうとか、同じだよ!?という立場(この根拠)なのですが、とはいえ微妙な音の差も認識しているようで、アメリカ製のモデルの良い所を取り入れた構成になっているようです。ヴィンテージのチップを使わずにこのサウンドを実現することで、供給問題が発生しないように配慮している模様。




〇3シリーズ ファズの元ネタ


 ファズフェイスが元ネタです。ファズ沼は怖い…。しかも昔のファズは個体差が激しかったり、温度による動作の安定性に問題が生じたりと、結構大変です。JHSは、おそらくこのあたりの安定性を高めて、ヒストリカルでレジェンダリーなモデルを買いやすい価格で用意したものであるようです。



〇3シリーズ コンプレッサーの元ネタ


 超定番のロスコンプですね。元ネタのロスコンプはレベルとサスティーンしか調整できないので、アタックとトーンを調整可能となっています。
 コンプレッサーって、初心者は必要性を感じにくいし、とにかくロスコンプから入って使ってみれば「使い方も分かってくるよー それから好きな物を選べば良いよー」っていうスタンスのように感じました。



〇3シリーズ ディレイの元ネタ


 初期のデジタルディレイのサウンドだそうです。下手なキャラ付をせずにオーソドックスなものを作ったのだと思われます。アナログモード(アナログディレイっぽいサウンドを出すモード)では、エレハモのメモリーマンに近いサウンドとなっているようです。参考にしたのがD7、DDL、エコーマシーンだそうです。



〇3シリーズ リバーブの元ネタ


 弱めの設定をすればシャワールームのようなオーソドックスな効きをさせることができますが、調整幅を広く取って、永遠に続くかのようなリバーブを実現しています。どちらかというと、積極的にリバーブの効果を使って、SFチックで印象的なサウンドを作ることを目的にしているようです。参考にしたのはLINE6のVerbzillaあたり。



〇3シリーズ ホールリバーブの元ネタとリバーブとの違い


 リバーブと別に用意されています。リバーブはモジュレーションエフェクターとして積極的に使うキャラクターでした。こちらのホールリバーブは、サウンドに奥行きを与えるホールリバーブを主眼に置いた調整がなされています。えれはものホーリーグレイルや、BOSSのEB-6、デジテックのリバーブを意識しているとのこと。



〇3シリーズ フェイザーの元ネタ


 トップギアのフェイザー1977、グヤトーンのフェイザー、エレハモのスモールストーン、MXRのッフェイズ100あたりを元ネタにしたそう。これらを参考にしながら、現代的でモダンな(Hifiに)サウンドに仕上げているそうです。



〇3シリーズ フランジャーの元ネタ


 クラシックなフランジャーとして、MXRのフランジャー、DODのFX70、BOSS BF-2あたりを参考にしているそうです。スピードやエフェクトサウンドのブレンド量を変更可能だそうです。



〇3シリーズ コーラスの元ネタ


 IbanezのデジタルコーラスとRolls RFX Twin Spin Chorusを参考にしたそうです。ロータリーサウンドを実現できるのがポイントだったそうで、フェイザーとコーラスの同時掛けのようなコーラスサウンドが「フォンフォン」とフェイザーが効いているようになる特徴があります。




〇参考にした動画


JHS 3 Series Livestream with Josh Scott and Sweetwater

ヴィンテージのペダルは良いですか?

In Depth Look at the NEW JHS 3 Series

What is the JHS 3 Series Screamer?

First Look at the NEW JHS 3 Series Pedals!