私は、通勤時に私服で、職場で作業服に着替えるという生活ですが、そんな通勤時に『とりあえず履くけど普段使いにも使えるかな?』ぐらいの1本が必要です。
というわけで、有名なDickiesのチノパンである、WD874のヘザーグレーを購入しました。最高の1本という訳ではありませんが、なかなか良い物ですので、気になっている人や、とりあえずの1本が必要な方の参考になればと思います。
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〇私のファッションの組み立て
私の普段の服の選び方は、かなり『手堅い』『保守的な』選択が多いです。具体的なジャンルでいえば、トラッド、ワーク(しかも古い感じ)、ややかっちりめのアメカジをごちゃ混ぜで着て楽しんでいる感じです。
そんな私は、501スタイルの5ポケットのジーンズを軸に組み立てています。501といっても色々ですが、60年代ぐらいのやや太めのシルエットが好みです。
これを基本に、3本選ぶなら、カーキのチノパン、グレーのトラウザー(ジャケパンスタイルに合わせやすい物)、オリーブの軍パンがあれば、手持ちの洋服は組み合わせられるように服を選んでいます。
〇便利に使える1本が欲しい
パンツ(ズボン)をそれなりにそろえたとしても、それ以外に必要になることがあります。例えば、汚れ仕事、作業時に動きやすい物が欲しかったり、という感じです。そういう時に、手に入りやすく安い物で、着回しもしやすい物が1本あると便利です。
私の場合は、私服通勤でとりあえずまともに履けるものを別に1本用意できれば、消耗や雨の汚れなどの面で、お気に入りを温存できると考えました。
〇Dickies(ディッキーズ)ワークパンツ WD874
そんな自分が今回購入したのは、ワークウェア出身でメジャーなDickiesのワークパンツ(一般的にはチノパン)であるWD874のヘザーグレーです。
Dickiesはアメリカのガチのワークウェアブランドが元で、アメカジも展開しています。特にチノパンは、発売当初から変わらないかなり無骨なモデルも継続して販売しており、アパレルショップだけではなくて、ホームセンターやガチの作業服屋でも展開されている珍しいブランドです。
Dickiesのチノパンは、オリジナルの874、やや細身のWD874、かなり細身のWD1361(とはいえ、最近の傾向でいえばやや細ぐらい)など、いくつもラインナップがあります。
そのなかで私が選んだのはWD874です。
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〇なぜWD874を選んだのか
近くのショッピングモールにDickiesの専門店(というかブース)があり、かなり太めの874と比べることができました。最初は、気軽に履くのに太めの874の方が良いかな?と思っていたのですが、履き比べてみてWD874ぐらいがちょうど良いかな?と思うに至りました。
874はかなり太く、ちょっと野暮ったすぎるように感じました。もちろん、ワークウェアっぽい感じを出したい人や、ストリートファッションっぽさを求めるなら、これしかない!という雰囲気はあります。
しかし、現在の主流や、私の上物のとの組み合わせを考えますと、WD874ぐらいがちょうど良さそうです。WD874も874に比べて細いというだけで、現在の指標で考えれば、標準かやや太めというレベルです。
〇Dickies WD874の色選択
自分がチノパンに合わせるとすると(通勤にて使うとすると)、メインでは、オリーブの少しミリタリーテイストのあるジャケットや、青いシャンブレーシャツやデニムジャケットでしょうか。その他、適当なシャツとあわせることが多いと思います。
WD874のざっくりとした色展開はこんな感じです。
・ど定番のカーキ
・こちらも定番のダークネイビー
・ミリタリー風との相性が良いオリーブ
・かっちりとしたスタイルにも合うグレー
・好きな人には一択のブラック
・案外使いやすいブラウン
(ネットだと他にも色がありましたね。ただ、サイズ切れが多いですねぇ。)
チノパンを1本も持っていない人はカーキが鉄板でしょう。ただ、WD874のカーキはかなり薄くて肌色っぽいです。個人的にはこれがマイナスで、もう少し濃い色が好みです。
色の濃い薄いが好みに合えば、上着はブラックでもミリタリー系のグリーンでもデニム系でも、ネイビーのジャケットだって似合う万能選手です。
オリーブは青いシャンブレーやデニムに合わせやすくて良いのです。一方、オリーブのミリタリーっぽいジャケットだと完全にミリタリールックになってしまって、私は避けたいなと感じました。
で、残るはブラックかネイビーか、という感じで考えていたのですが、ブラックはかなり色がきつく、新品の状態では色が強すぎると感じました。(上にパーカーやスポーティーな服を持ってくるなら◎) ネイビーも悪くなかったのですが、自分の手持ちの服を組み合わせると作業服感が強くなると感じてしまいました。
で、ヘザーグレーを試してみたところ、なかなか雰囲気が良く、他メーカーではあまりありませんし、現在の手持ちのパンツや上物との組み合わせを考えると使いやすそうな印象でしたので、ヘザーグレーを選択しました。
〇というわけでヘザーグレー
このヘザーグレーは、薄すぎず、濃すぎず、好みの色合いです。また、他の色がベタッと均一な色ですが、ヘザーグレーは杢調の濃淡があり、チノクロスの綾織の感じと合わさってヘリンボーンっぽい感じもあります。
何度か洗って乾燥機に掛けましたところ、杢調が強くなってきました。濃淡が出てなかなか良い感じ。グレーのチノパンって探してもあまり無くて結構貴重な存在です。(作業服屋さんとかに行けば結構有ったりしますが。)
生地はかなりがっしりと厚みがありハリのある生地感です。購入直後の状態ですと、かなり手ごわい硬さがあります。
〇サイズ感
WD874はオリジナルから比べれば細身ですが、現在の基準から見れば太めです。私は脚が太めなのですが、その私がゆったりだけどブカブカすぎない、という具合になっています。
注意点は数回乾燥機にかけたところ少し縮みました。1~2センチほどは縮んだかもしれません。多少長めに裾上げしてもらうか、洗った後に裾上げしてもらうのが良いと思います。また、新品状態では生地が硬いので突っ張る感じになって、試着(長さ調整時)には実際よりも長く感じやすいです。ですので裾上げは十分に注意しましょう。
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〇着回し
先にも書きましたが今回、ヘザーグレーを選んだのは着回しの便利さが理由です。
色合いや生地のハリで、かっちりしたジャケパンスタイルにも合わせられると感じました。ビジカジぐらいなら対応できそうな雰囲気がありますね。各お勤め先のドレスコードに合わせる必要がありますが、ジーパン&カーゴパンツ以上で、無地なら可という感じであれば、十分に対応できそうなぐらいビジネス寄りな雰囲気があり、そのような用途を求める人もお勧めしやすそうです。
白のオックスのボタンダウンシャツに上着はミリタリーっぽい感じとかでも、ミリタリー感が強くなりすぎずにちょうど良い感じになります。アウトドア系の服にも合わせやすいですね。
今回の購入は、基本的には『便利に使える1本』の選択で、今までのラインナップの穴を埋めてくれれば良いと考えています。ですので、通勤時に全身オリーブ色になるのを避けつつ、お気に入りのジーンズを登板させなくても良いお助けの1本として活躍してくれそうです。
〇もう一本ジーンズを買っても良かったのでは?
ジーンズに合わせることを基本にしたラインナップがあるのなら、安いジーンズを買っても良かったのでは?という考えも最もです。ただ、結構良いジーンズを好んで履いている身としては、安いジーンズの不自然な色落ちやペラペラ感がどうしても許せない感じがしまして、どうしても買うことができませんでした。
その点、このDickiesは、安価ながらしっかりとした生地感があり、ちゃんとしたワークウェアとして機能する本物感があって良いなと感じたのです。
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〇最後に
WD874を買ってみましたが、なかなか良いです。しっかりとしていて、よれよれ感が無くて好みです。人によっては硬すぎると感じる可能性もあります。(何度か洗えば馴染んできましたよ)
普段の着回しの中心に置くもよし、近くでの買い物程度や野良仕事を請け負わせる便利な1本にするもよし、使い勝手の良さと丈夫さを自信をもってお勧めできます。