と考えると10年ぶりぐらいに香水を買ってみました。
DEMETER Earl Grey Teaです。
〇はじめに
昔買っていた時は、有名銘柄をミーハー心で選んでただけで、どの香りの要素が…ということは全く調べていませんでした。なので、各有名銘柄の香りの説明を読んでも全くわかりません。
こういう場合は、店頭でひたすら試してみたり、いくつか買ってみて経験を積むしかない!と考えて買ってみました。
さて、多種ある銘柄の中で選ぶ前に、なんとなく『香水らしい香水よりも紅茶の香りのする香水を試してみたい!』と考えました。それでいろいろと調べてみていきついたのが、DEMETER EARL GREYです。
〇DEMETERについて
香水と言うと、複数の香りを調合して香りの変化や複雑さをキャラクターにして発売している物が多いですが、DEMETERは『ある1つの香り』に着目して調合されています。今回はアールグレイ(柑橘系の香りを付けた紅茶)ですね。
日本に正規輸入されているだけでも100種類もあります。
この他なら、ライラックのような花の香りなど分かりやすい物から、土とか雨とか革とか、え?みたいなものもラインナップされています。単品で使うより、混ぜて使うんでしょうかね?
〇DEMETER EARL GREY TEAの香りの印象
アールグレイはフレーバーティーの一種で、柑橘系の植物であるベルガモットをベースとした香りを着けたものです。ですので、最初に柑橘系の鮮やかな香りが広がります。この柑橘系の香りは、甘みの強いネーブルやオレンジを連想させるものです。
紅茶の茶葉の香りは弱いながらも奥に感じます。柑橘系の香りが爽やかで強いので、紅茶は相対的にも弱い印象となります。
香りは単調というかシンプルな印象で、時間による変化は少なめです。
香りの持続時間は短めで、また、残る香りがほとんどありません。試しに、同じく買ってみたブルガリプールムオムを左手に、右手にDEMTERを着けて半日おいてみました。左手のプールムオムには甘いバニラのような香りが残り、右手に香りが残っていない感じ。鼻が慣れてしまった可能性はありますが、プールムオムの香りを確かに感じることから、本当に香りが消えているのは間違いなさそう。
香りの持続時間が短いのはマイナスと取られがちですが、私は便利に感じています。柑橘系のフレッシュでシンプルな香りで、夏場にも重さがなくて、しんどくなりにくい。香水の扱いに慣れていない自分からすると、大変ありがたい。
紅茶っぽさ、茶葉の香りは弱く、『アールグレイティーの香り』と考えるより柑橘系のフレッシュな香水と考えて買った方がよさそうです。
香りではありませんが、1点残念なのがスプレーの作り。普通といえば普通ですが…。プールオムが一発で細かく広く拡散するスプレーになるのに対し、DEMETERは1発目は失敗してチョロチョロっと出たりします。気を付けてね、って感じです。
〇ついでにブルガリ プールオムについて
ついでと言ってはなんですが、ド定番のブルガリ プールオムも買ってみました。これのベースというか印象的な香りがダージリンティーであり、自分の好みがアールグレイなのかダージリンなのか?という確認の意味がありました。
プールオムはトップにシトラスとダージリン、ミドルにペッパー、ローズウッド、グァヤックウッド、ラストにムスクということで、私でも比較的分かりやすい構成要素です。最初にシトラス(柑橘)と紅茶なので、アールグレイっぽいといえば似ているかもしれません。
ただ、やや単調でシンプルなDEMTERと違い、プールオムには香りに複雑さがあって、前半のさわやかさと後半の甘い感じを両立させ、かつ嫌なクセは少ないのは定番として支持されているだけのことはあるなぁと感じます。
柑橘系の強烈なさわやかさならDEMETER アールグレイで、もう少しバランスが取れた柔らかさと爽やかさが欲しい時にプールオムというように使い分けたいと思います。
〇最後に
こればっかりは好みですので、気になったら買ってみて試してみてね、としか言いようがありませんね…。
初心者の私は、どっしり重たくて香りが複雑な物は使うのを躊躇いますし、慣れていないので複雑なやつは鼻が混乱するのです(苦笑) その点、DMETERアールグレイとブルガリプールオムはスッキリと軽く、さわやかさがあって気に入りました。
う~む、この香りがあれで…と、性格的に色々と試したくなりそうな予感…