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2019/01/17

実検するおじさん

[三脚]俯瞰撮影が得意だからマンフロット055プロを選びました[レビュー]

Manfrotto(マンフロット) 055プロシリーズの三脚を購入しました。プロという名前通り、重厚でがっちりとした三脚で、万人におすすめ、というわけにはいきませんが、私の用途では非常に有用だと考えて購入を決めました。
俯瞰撮影が得意なManfrotto(マンフロット)055プロ 三脚はおすすめなのでレビューします

この記事では、055プロの作りの面や、055もしくは190で出来る便利な使い方を中心に紹介します。



〇私の三脚の使い方


 私は、室内でのブログ用の物撮りの頻度が高く、物撮り用機材のグレードアップを考えて三脚を購入しようと考えました。(安物しか持っていなかった) 屋外撮影ならば手持ちか一脚で軽快に歩きながら撮るというスタイルですので、この055プロを持ち出すことは考えていません。


〇Manfrotto(マンフロット) 055プロ三脚の概要


 マンフロットの詳しいシリーズ紹介については記事が長くなりすぎるので少しだけ。


 マンフロットの三脚のラインナップは、ミニ三脚を除くと、befreeシリーズの軽量でコンパクトに折りたためるタイプと、055プロもしくは190プロのようにbefreeよりも頑丈なタイプそれよりもうちょっと軽量な290シリーズに、さらに頑丈なスタジオ向けとビデオ撮影向けに分かれます。055は公式でもプロユースを意識しているようです。

 055プロと190プロは、コンパクトにはなりませんが重厚で頑丈で、センターポールが可倒式(後述します)というのが主な特徴です。この可倒式になっている点が、私の購入の決定打となりました。
 機能面は055と190で差はほとんど無く、190に比べて055は、より頑丈で、より大きい、と考えれば良いです。ちなみに、055と190を比べるブログ記事で、055は背が高すぎて使いにくいから190にした、ということを見かけましたが、全伸高が高くても縮めれば良いだけなので心配する必要はありません。



〇買ったのは055プロアルミニウム3段+Q2付きボール雲台

 (MK055XPRO3-BHQ2)


055アルミニウム 3段+Q2付きボール雲台の仕様は以下の通り

・重量  :3.0kg
・耐荷重 :8.0kg
・最低高 :9cm
・全伸高 :181.5cm
・格納高 :72.5cm
(以上、公式サイトより抜粋)

 カーボン製や4段仕様、雲台も3Way仕様もあって、数値はそれぞれ微妙に異なりますから、参考程度にご覧ください。

 先にも書いた通り、私は三脚を持ち出すことは考えていません。ですので、私の場合はコンパクトになる必要もなければ、軽量である必要もありません。より背が高く、より頑丈で、より便利ならばOKと考えたわけです。ですので055プロを選びました。




〇私は055プロが俯瞰撮影が得意だから買いました!


 早速ですが、このマンフロット055プロ三脚の購入を決めた理由をお見せします。
マンフロット三脚 055 199は俯瞰撮影が得意
055プロ三脚および190プロ三脚は、このようにポール部分が可倒式で真横に伸びて、俯瞰(真上からの)撮影が簡単にできるのです。

 他社の三脚も色々と調べましたが、オプション部品が不要で、価格、頑丈さ(耐荷重が高い)、入手性(店頭で実物を見れる)などのバランスが最も良かったのがマンフロット055および190でした。

 このようにポール部分が真横に伸びる利点は、先の写真に示した通り、三脚の足をテーブルに接触するぐらいまで寄せても、テーブルの奥の方で俯瞰撮影が可能な点です。これって結構すごいですし、俯瞰撮影をする上でこれほど心強いことはありません。

 これにより、↓の写真のような俯瞰写真を簡単に撮ることができます。
マンフロット 055三脚を用いた俯瞰撮影の例
手ブレが無い! 何より腰が痛くない!!
一点、難点といえば、ポールを横に伸ばした状態での高さ調整は脚の長さを変える方法以外に無い点です。そこまで難しい訳ではないのでそれで対応するか、ズームレンズで微調整するか、広めに撮ってトリミングするつもりです。





〇マンフロット055プロは超ローアングルも得意


 購入の決め手は俯瞰撮影が得意なことですが、055プロの横に伸びるポールはかなり低い位置でも撮影を可能にします。
マンフロット055プロ三脚 折りたたみ状態
折り畳み状態から少し開いて立てた状態
マンフロット 055プロ三脚 脚を開いた状態
普通の三脚ならこれでもなかなか
マンフロット 055プロ三脚 最低高状態
ポールを倒すと更に低く
  実は、脚がもう少し開くのでもっと低くなりますが写真の都合です。申し訳ない。ここまで低い位置に設定できれば、床に小さめの物を置いて真横から撮影したり、テーブルの上に三脚を置いて俯瞰撮影をするのにも使いやすいです。

 逆に高い方は全伸高180cmと、すごく低い位置からかなり高い位置、高い位置からの俯瞰撮影と、アングルを選ばずにセッティングできます。これは非常に強い。
最も伸ばせば180cm以上で私の身長より(とても)高い
欠点というか、不満は、脚の開きが重たいことですかね。軽いと問題なので仕方ありませんが、慣れていないとびっくりするぐらい開くのが重いです。



〇ポールを横に伸ばすのも簡単です


 便利な機能があっても使いにくければ持ち腐れになりがちですが、055の可倒式センターポールは簡単に使えます。

 最初にセンターポール固定ねじを緩めます。工具は不要です。緩めた状態でセンターポールを上へ引っ張っていきます。端までいってしまう前に…
センターポール底のボタンを押しながら上へ引っ張ると…
フレームごと引きあがってくる
切欠き方向にセンターポールを倒し…
逆側に挿し込んでやって、最初の固定ねじを締めれば完了
ちなみに、倒したポールはどの方向(方角)にも向くので安心です。



〇055プロと190プロのどちらを選ぶか?


 先にも書いた通り、055の方が、頑丈(耐荷重が高い)で、高くまで伸びて、重いです。

 で、機能はほぼ変わらず、耐荷重などを比較しても、定価から考えて190が非常に善戦しています。ですので、特に事情が無ければ190で良い、という結論を出しても良いかもしれません。しかし、問題は割引率です。モデルによっては055の割引率が高くて055と190の価格がかなり接近してきます。そうなると結構判断に迷います。
 055の中で割引率が比較的高い3段+ボール雲台で例示しますと以下リンクになります。


2019年1月現在で、実勢で約5000円差(定価は1万円違う)です。お店によっては両者に値段差が無かったり(なぜ??) ここまでくると、各自の事情によって判断が変わってきますので、私の判断の経緯を書いておきます。

 私の結論は、持ち運びしないと割り切ることで、重さへの心配は切り捨てました。安定性には重さも重要と考え、不安定になりやすい俯瞰撮影に使うことも考えて、あえて重い055が優勢と考えました。また、全伸高も俯瞰撮影時は脚の長さだけで高さが決まるので、少しでも高くまで伸びる055にしようと考えました。



〇マンフロット055プロがおすすめの人


 大変気に入っていますが、万人が買うべきとは思いません。お子さんとの思い出をちょっと残しておくために買うには、あまりにも仰々しいし高すぎる。

 私は、ここまで述べた特徴が私にピッタリ!と感じたため、055を購入しました。箇条書きでおさらいをしますと以下です。

・室内撮影やスタジオ撮影メイン
 (もしくは重い機材も運ぶのが苦じゃない)
・あらゆる角度・高さから撮影したい
・特に俯瞰撮影は重視したい
・特に超ローアングルを重視したい
・丈夫で3万円台前半の価格帯で

 もし、この記事をご覧いただいているあなたが、これらのポイントにいくつかマッチするのであれば、そうそう買い替える物でもありませんので、頑張って買ってみるのはアリだと思います。
 逆に、このポイントに全くピンとこない方は購入はちょっと待って、必要なポイントの絞り込みをした方が良いかもしれません。(私が、055の他の魅力に気付いていない可能性は多々ありますが…)



〇最後に


 私は055プロを購入して大変満足していますし、テストショットや実際の撮影に使ったりして手ごたえを感じています。と同時に、かなりの存在感に手ごわさも感じています。気軽に買うには高価だしデカくて重いですが、『よっしゃ!しっかりした三脚買うぞ!』という人には大変おすすめです。